33.私はどんな仕事がしたかったのか?③

自由になりたかった。
強い私で、かっこいい私でいたかった。

突き詰めて考えてみても、単純な答えしか浮かんでこない。

小さな頃に、真っ白なノートになんとなく「私を買って」と書いたことがある。

私を買って。

その言葉が、私の願望の全てではないかと思う。私のやることを、私の存在を、私の創り出すものを認めて欲しい。大勢の調和を重視する、聞き分けのいい大人になんかなりたくない。

ただ、「あなた」が「私」を認めて欲しい。

私がやりたい仕事は、多分そんな仕事だった。

会社をやめてカールモールを手伝っているとき、誰もが私を「蓮理さん」として対峙してくれた。その過程で、私は人間に戻っていく自分を感じていた。

これからは、私として生きよう。一点の曇りもなく幸せだと言える日々を送りたい。そのために、私はたくさんの人に買ってもらえる人になりたい。そんな仕事をしたい。

会社の人間ではなく、「山本蓮理」として話す度に、心が浄化されていくのを感じた。私は何が好きで、何を考えていて、これからこんなことをやってみたいと思ってる。

リハビリのような日々の中で、少しずつ少しずつ、私の意志は固まっていった。

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