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「本」というきっかけ。

ーー「本」というきっかけで、新しい出逢いや新しい見方、考え方が生まれる場所づくりの可能性を今後も追求していきます。


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

最近は音声配信も始めました。毎週金曜日22:00から僕のお気に入りの本を紹介するライブ「FAVORITE!!」を開催しています。興味を持たれた方は是非遊びに来てください。



今回は「本というきっかけ」というテーマで話していこうと思います。




📚第2回「FAVORITE!!」開催!

昨日のことです。「FAVORITE!!-お気に入りの本を紹介する会-vol.2」を開催しました。

このイベントは、自分のお気に入りの本を5分間で紹介するもの。発表後にはその本の魅力を掘り下げたり、そこから派生してフリートークを展開していきます。

会場となったのは茨城県上水戸にある「The FAVORITE」というクラフトビールバー。そうなんです。「FAVORITE」という店で、自分のFAVORITEお気に入りの本を紹介する「FAVORITE」というイベントを開催したんです。一本の筋が通っていて個人的には良いネーミングだなと自負しています。

初回となる前回は、僕を含めて8人の参加者がいました。8冊のFAVORITE本が集まったわけです。

前回の様子はこちら↓↓↓


📚紹介された本たち

さて、第2回も無事に終えることができましたし、予想外に盛り上がる場面もありました。それでは、今回紹介された本たちを並べていきますね。


①司馬遼太郎『竜馬がゆく』

大学院生のたっくんが紹介してくれたのは司馬遼太郎の『竜馬がゆく』でした。全8巻から成る、坂本龍馬の半生を描く物語です。

先見の明のあった竜馬に心惹かれ、こんな人間になりたいと思ったそうです。また、日本のためなら他のものを犠牲にする姿勢にも感銘を受けたとのこと。

今の自分の活動のコンパスになっている一冊だそうです。


②デイル・ドーテン『仕事は楽しいかね?』

コミュニティ農園の可能性を模索している高山健さんは、お世話になっている方から借りている1冊を紹介してくれました。デイル・ドーテンの『仕事は楽しいかね?』です。

物語ではあるんですが、様々な事業の成功例が紹介されており、仕事においてどんな姿勢が求められるのか、語られているんです。

高山さんが特に印象的だったのは、たくさんの失敗の経験からくる先見の明。今流行っているものに便乗するのではなく、次にどんな波がくるのかを思考し続けたいとのこと。偶然ではありますが、たっくんの『竜馬がゆく』の紹介にも通じる話が展開されました。


③ハーブエッカー『ミリオネア・マインド大金持ちになれる人:お金を引き寄せる「富裕の法則」』

マネースクールを経営している佐々木伸悟さんはお金の本を紹介してくれました。ハーブエッカーの『ミリオネア・マインド大金持ちになれる人:お金を引き寄せる「富裕の法則」』という1冊です。

どれだけ大金持ちになれる環境があったとて、マインドがしっかりしていなければ大金持ちにはなれないのです。

伸悟さん自身、マネースクールでは課題図書として受講生の方々に読んでもらっている本だそう。それでしっかり成果が出ているわけですから、ミリオネアマインドを学ぶって大切でしたね。


④ガリレオ、前薗孝彰『TikTokビジネス最強の攻略術 フォロワー"0人"から成果を出すSNSマーケティングの新法則』

伸悟さんの妻、里見さんが紹介してくれたのは『TikTokビジネス最強の攻略術 フォロワー"0人"から成果を出すSNSマーケティングの新法則』。

里見さんは、伸悟さんのマネースクールの宣伝の意味もあり、最近金融系のTikTokの編集を始めたらしいんです。

「冒頭2秒で惹きつける」とか「今はだんだん長い動画も増えてきたよね」とか、TikTokにまつわる情報を知ることができました。


⑤鯨井あめ『晴れ、時々くらげを呼ぶ』

僕の同級生のわたんべが紹介したのは『晴れ、時々くらげを呼ぶ』という青春小説。

屋上でくらげを呼ぶ女子校生と、本好きな男子校生の物語です。僕も先日読み終わったんですが、物語終盤の畳み掛けが僕好みでした。

また、メインキャラクターのふたりが図書委員ということもあり、物語のなかでたくさんの本が紹介されます。

この1冊を通して、お気に入りの本に出逢えるかもしれません。


⑥サンキュータツオ『へんな論文』

今回もトリを務めたのは僕でした。最後に僕が紹介したのは、サンキュータツオの『へんな論文』です。

世の中にあるちょっと変わった論文を13本収めた本です。イベントでは、を公園の斜面に座るカップルを観察して、彼らが周りの目を気にする距離を研究した結果をまとめた論文」を紹介しました。1番ウケがいいと思ったので(笑)

他にも、「しりとりはどこまで続くのか」「浮気男の頭の中はどうなっているのか」「あくびはなぜうつるのか」など、興味深いテーマの論文がたくさんあります。

著者のサンキュータツオさんは芸人さんなので、語り口が面白いです。読みやすいし、思わず笑ってしまうようなページもあるので、あまり本を読まない人にもおすすめできる1冊です。



📚「本」というきっかけ

詳しくはまた別の記事で振り返りますが、やっぱり本を通して人と交流する時間はステキだなあと再認識しました。

本から派生して深い話がこぼれたり、これからの未来を見つめたり、予想外の展開が生まれました。

個人的には、イベントがあるとは知らずに飛び入り参加したカナダ育ちの留学生(的な人)の話が面白くて、本をきっかけに日本とカナダの文化の違いを教えてくれたりしました。

前回も今回も参加者はみんなお気に入りの本を紹介することをきまりとしてきましたが、「聞き専」のシステムを取り入れてもイベントは成立するし、むしろより良い展開が生まれるポテンシャルがあるんですよね。

「本」というきっかけで、新しい出逢いや新しい見方、考え方が生まれる場所づくりの可能性を今後も追求していきます。

ですから、もちろん第3回もやるつもりですが、さらに魅力的なイベントになるようにもう少し見つめ直していこうと思います。最後まで読んでくださりありがとうございました。

20231007 横山黎


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