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子育てについてマジメに考えるnote

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マジメな理学療法士が、一児の父として、子育てをマジメに考えます。
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#遊び

子どものする事は全て遊び3〜幼児期の発達をサポートする〜

子どものする事は全て遊び3〜幼児期の発達をサポートする〜

子どもの遊びについて、時期別に書いています。

今回は1歳以降の幼児期の子どもの遊びと発達について考えていきたいと思います。

1歳以降は身体機能が急速に発達し、それまでとは比べものにならない程アクティブな遊びをするようになります。

それと同時に、抽象的な思考や言語も発達し、社会性も急速に身につけていく時期です。

そんな幼児期の発達を、遊びの変化から考えてみたいと思います。

この記事を読むと

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子どものする事は全て遊び2〜乳児期以降の発達をサポートする〜

子どものする事は全て遊び2〜乳児期以降の発達をサポートする〜

子どもは遊ぶことが仕事です。

食事や睡眠といった生命活動に必要な活動以外の活動は全て『遊び』であり、子どもは遊びを通して様々なことを経験し、発達・成長していきます。

子どもの年齢や時期によって必要とする遊びは変化していくため、見守る大人は各時期にどのような遊びが必要なのか、どのような経験をしているのかを知っておく必要があると思います。

発達段階に適した遊び、その遊びの中で達成すべき課題を知っ

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子どものする事は全て遊び1〜胎児期から新生児期の発達をサポートする〜

子どものする事は全て遊び1〜胎児期から新生児期の発達をサポートする〜

子どもは遊ぶことが仕事と言われます。

確かに子どもは常に遊んでおり、食事や睡眠といった生命活動に必要な活動以外の活動は全て『遊び』と言っても間違いではありません。

遊びの内容は発達段階によって変化していき、その時その時で適した遊びを行います。

そして、この遊びが発達・成長に深く関わっているのです。

実は胎児期から始まる『遊び』について、どのような段階を追って変化していくのかを考えてみたいと

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どうして赤ちゃんは何でも口に入れるの?

どうして赤ちゃんは何でも口に入れるの?

生後半年前後になると、何でも口に入れてしまいます。

指をくわえることから始まり、足(足趾)を口に入れたり、おもちゃを食べたり。

親としては、口に入れたら危ない物・汚い物も色々あって、悩むところですよね。

どうして赤ちゃんは何でも口に入れてしまうのでしょうか?

実は発達のために重要な行為であり、どんどんさせるべきだったりします。

今回は、理学療法士の視点から、子どもの感覚運動の発達について

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子どもに『正しさ』を教えてはいけない?

子どもに『正しさ』を教えてはいけない?

子育てを頑張るお父さん・お母さん、毎日お疲れ様です。

子どもがイタズラをして、それを注意する。

毎日繰り返される子育ての風景ですよね。

今回は子どもがイタズラをしたときに、『正しさ』を教えてはいけない、押し付けてはいけないということを書いてみたいと思います。

「悪いことをしたら注意するのは大人の役割だ」

「正しいことを教えないでどうする」

という直感や意見を持たれる方も多いと思います。

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ごっこ遊びで子どもに合わせてはいけない?

ごっこ遊びで子どもに合わせてはいけない?

子どもの遊びの定番、「ごっこ遊び」。

ごっこ遊びとは、お医者さんごっこ、お店屋さんごっこ、家族ごっこ、最近ではアナ雪ごっこなどなど、非常に拡張性の高い遊びです。

お子さんのいらっしゃる読者さんは付き合わされた経験もあるでしょうし、自分自身も幼少時代にしていた経験もあると思います。

このごっこ遊びですが、実は非常に高度な認知機能を使った遊びなのはご存知でしょうか?

高度な能力を使うということ

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