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【エッセイ】イイ感じに発酵して生きたい

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いい感じに発酵するように歳を重ねていきたい私の徒然日記。 味わいのあるアンティークのような人間になりたい!
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2023年7月の記事一覧

愛が伝わる時

愛が伝わる時

 私の変わり者の親友は、もう10年以上、保護犬猫の預かりボランティアをしている。
 人間には手厳しいが、大好きな動物たちには、大きな愛情をもって接し続けている。

 そして、そんな彼女が預かりを引き受けるのは、引き取り手が見つかりにくい、訳ありのコたちばかり。
 足が欠損していたり、目が見えなかったり、皮膚炎があったり、他にもいろいろな病や、心に傷を負ったコ達…。

 虐待にあったり、愛されていた

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【MBTI診断】で自己紹介

【MBTI診断】で自己紹介

 今年からnoteを始めて、今さら自己紹介をするつもりはなかったのだけど、Twitterでトレンド入りをしていた【MBTI診断】というのをやってみたら、あまりにも今の自分に当てはまり過ぎていたので、自己紹介として引用したいと思います。

 診断の結果、私は『仲介者』でした。

 今の年齢でやった結果だなぁと思いました。
 たぶんもっと血気盛んだった年頃の時には違う結果が出たはず。

 『仲介者は控

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娘として泣き合った日【エッセイ】

娘として泣き合った日【エッセイ】

 notoを見ていたら、【#やさしさに救われて】というテーマが目に入った。

 やさしさ?
 やさしさってなんだろう?

 たぶん…
 生きてきた中で、たくさんたくさん【やさしさ】に包まれて、救われて生きてきた筈。

 それでも、やさしさの定義って、私には難しく思えて…。
 私が過去に救われてきたのは、人の親切じゃないかなって…。

 そんな風にごちゃごちゃと頭の中で、やさしさの定義をこねくり回し

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晩年の父と母との物語【エッセイ】

晩年の父と母との物語【エッセイ】

 昨年の秋に七回忌を終えた両親のことを、今なら心静かに綴ることができそうだ。
 私の心をざわつかせていたのは、悲しみ以上に後悔だった。
 もっとできた筈…。
 あんなこと言わなければ良かった…。
 でも、七回忌を終えてやっと思える。
 あれが、あの時の私ができた、最善だったのだと。

認知症の父との物語 
「だけど、頑張って生きていかないと…」

 父はとても寡黙な人だった。
 でも、話しかけると

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他人の生き方や生活に偉そうに口出すなキャンペーン【エッセイ】

他人の生き方や生活に偉そうに口出すなキャンペーン【エッセイ】

 植物も昆虫類も動物も、目的も夢もなくただ生きているだけで許されるのに、なぜ人間は、目的も夢もなくただ生きているだけということが許されないのだろうか?
 でも、植物も昆虫類も、邪魔だったら引っこ抜かれたり殺されたりするし、動物も悲劇的な扱いを受けることは多々あるから、そこと比べるのは妥当ではないけれど…。

 健康なのに何もしない息子や娘に対して、自分が死んだ後の経済的なことを思って親が口出しする

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