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#結婚
結婚(世界と私11)
南さんは山のようにやることがあるというので、
私たちはささっとご飯を食べて、
お店の前で別れた。
「ごちそうさまでした。」
「いえいえ、じゃ明日の8時にギャラリーでお願いします。」
「はい、わかりました。」
私は軽い足取りでスーパーに向かった。
夜になり夜ご飯を食べながら、
祐一に今日のことを話した。
「えーあんな住宅街にギャラリーがあるんだ!
いいんじゃない、働いてみたら、
家にいる
運命と私94( 反省)
祐一が「結婚」なんて言葉を出すから、
おとうさんとおかあさんは私を無視して祐一と話し出した。
「みづきもいい歳だから結婚を考えてくれて嬉しいわ。
ねっお父さん。」
「うん、結婚を考えているなら早めに行動しないと、
あっという間に年月は過ぎるから。」
「はい、仕事がもう少し落ち着いたらって思ってました。
みづきさん優しくてマメな人で、家事は得意で料理もおいしいし、
働き物で真面目な人なので、理
運命と私92( 私の気持ち)
予約したお店は、駅の近くにある料亭で、
個室になっていて落ち着いたお店だった。
「いいお店ね、良く来るの?」
「ううん、始めてだよ。
ねえ、彼とまだ結婚の話しとかしてないから、
あんまり結婚の話ししないでね。」
「そうなの?
あんたは結婚する気は無いの?」
「わからない、もう少し付き合ってから考えようと思って・・・」
「考えてるような年齢じゃないでしょ?
子供が産めなくなるよ。」
「わ
運命と私90(断れない私)
「もしもし。」
「みづき?おかあさんだけど。」
「おかあさん?こんな夜にどうしたの?」
「みづき、かずこおばちゃん覚えてる?」
「覚えてるよ、おかあさんのおねえさんでしょ?」
「かずこおばちゃん入院したんだって。」
「えっ?どうしたの病気?」
「階段から落ちて骨折したんだって、
おかあさんとおとうさんで週末お見舞い行くんだけど、
みづきの家の近くの病院だから、
帰りにみづきとご飯食べ