青春の思い出は色あせない。4
コンビニ探しの時はとても長く感じた道も、
帰りはとても短く感じた。
緩やかな上り坂で、
みんな疲れで変なテンションになっていたけど、
それが気持ち良くてとにかく楽しくて、
このまま永遠と歩き続けてもいいと、
その時の私はそんなことを考えていた。
暗闇と疲れが私を高揚させたのかもしれない。
平凡な高校生に、非日常は刺激的で、
夜中に抜け出すという罪悪感が良いスパイスになり、
私の心は踊っていた。
バンガローの近くになりみんなでまた、
あの暗く細い山道に入り少し歩くと男子の一