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尾崎 芹奈
2023年4月2日 17:04
風が吹いて涼しさを取り入れる水滴のあんかけが伝う下っ腹がなびいて膨らめば風邪を引いてしまいそう角度の悪いサビに掴まって落っこちそうギリギリとゆれて傷は同じ所へ響く重みを見ながら鳥の声が一定に鳴くビチビチと葉が拍手して笑ってる鉄にもたれて曲がる大木はすこしずつしなりを覚えてく純粋で順調な自分のキャパの広さにゆっくりと微笑む待望立ちっぱなしでカッコ悪い動けずに居れば存在は慣れ
2020年6月26日 15:15
幻想になれない目移りを美味しいピークに肩を並べて夕方の匂いをいっしょに緩やかにほおばりたいな真実の酸っぱい瞬間を甘いと感じて空を蹴っちゃったどれほどの色が試しても眺めてるだけにはおやすみ名前に潜って鍵も失くして雪間草も浮遊すれば水槽には戻らないこの頃の羽毛といえば毛皮のカーニバルも警戒する娼婦のひとときには大切なものこそ棄ててエッセンスをたくし上げる奇怪な音を悦ぶな
2020年6月26日 19:51
別にいつも降ってるよけどね、やっぱり夏は特別に目を引くの
2020年8月12日 15:12
跡を引く匂いが気に入らなかった顔をしかめちゃう音を粒として聴くほどに点が線になるときを知っちゃったしよくばりな私たちには到底、魚が舞ってても気づけないうつつは抜かさないように、 、うつつを脱がすの大きな影が私の前を横切った心臓がドクンって鳴った首にくっついた銀色に少し触った動いてたその時と今すぐ動きだしそうなあの時美しい若者は自然の事故美しい老人は芸
2020年8月28日 01:32
絵に描いた雲が空に浮かぶ日は来ない美しさを呑み込む音が粒として堕ちてく甘い砂糖が当たり前にならないように教えてね大きな畑のなか向日葵がぽつんと背を向けた太陽が嫌う向日葵に仰いであちらの視界は欲しくないんだ青いイチジクと垣根のベットへ身を投げてプラム色の心がほどけば立ちくたびれた森と話してた