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#33 休日、緑を浴びに行く

休日——。
自由な時間が与えられると、僕は強欲な人間と化す。

読書したい。
note記事を書きたい。
小説も書きたい。
美味しいものを食べに行きたい。
ゴロゴロしたい。

色々なやりたいことがある中で、いつも何をしようか悩む。
贅沢な悩みだなと我ながら思う。
その中で、ここ最近やりたいことの優先順位が高くなっていることがある。

それが、緑を見に行くことだ

近所の緑を浴びに行く

僕の家がある住宅街を少し離れると自然の集まる場所がある。
ぷらっと自転車を走らせて約10分。
木々と原っぱ、そして川が流れるのどかな空間に到着する。

大きな木といい具合に雲に隠れた太陽
日陰であることもさることながら、緑は心を涼しくする
緑と川のせせらぎ
これらを組み合わせるだけで、なぜここまで癒されるのだろう
THE 田舎道
静寂の中にあるのは、わずかな風と揺れる葉の音のみ

場所によってはベンチがあり、そこに座ってはただただ緑を眺めたり、読書をしたりして過ごす。
さすがに今の季節は暑くて長時間いられないけれど、春や初夏、秋になるとそれはそれは気持ちがいい。

木々の下から空を見上げると、緑が発する何かが僕をリラックスさせてくれるような気がする。
だから、僕はこれを「緑を浴びる」と自分の中で表現している。

都心の「緑浴び」スポット

コンクリートジャングル・東京にも「緑浴び」スポットがある。

関東近郊からであればだいたいの電車で行くことができ
曜日やその時々によるが意外とそこまで人も多くなく
椅子も豊富にあって、座りながら緑を浴びれる場所。

それは——

デデーン
デデデーン

東京駅である。
いや、厳密に言えば、この東京駅駅舎のある広場から2分ほど歩く。
東京駅を背に横断歩道を渡り少し前進。そこから左手に伸びる通りが、僕が大好きな「緑浴び」スポットなのである。

この記事を書くために色々写真を撮る中で、
この看板があることを初めて知りました
普段どんだけ視野が狭いんだよとセルフツッコミしました

その名も「丸の内仲通り」。
丸の内といえば、大企業が軒を連ねるオフィス街というイメージを持っている人も多いと思う。
確かに東京駅を出れば、丸ビルと新丸ビルというツインビルが出迎えてくれるように、丸の内には首が痛くなるほど高層ビルが多い。

だが、この丸の内仲通りはビルとビルに挟まれた魅力的な緑が詰まったスポットなのである。

時間帯によって通り全体がテラスとして開放される
後ろに少し見えるが、丸テーブルと椅子が置かれ、
気軽に休めるようになっている
今日撮ってきた写真
見ての通り、そこまで人がおらずのどか
コーヒー屋のキッチンカーもよく来ているので
コーヒーを飲みながら緑を浴びることができる
ベンチから見上げると、木漏れ日と緑とビル
まさに都会のオアシスと言える空間

緑を浴びる、自然を楽しむというのであれば登山に出掛けたり、自然豊かな土地に行くのもとても素敵な時間になることだろう。
ただ、なかなか長く休めないとか、アクセスのいい場所で緑を浴びたいとなった場合は、この丸の内仲通りに出かけてみたらいかがだろうか。
なかなか東京に行けないという方も、東京にお越しの際は、是非立ち寄ってほしいスポットだ。

一応書いておくが、僕は決して何らかの回し者とかではない。
純粋に自分の好きな場所を記事にしたくて、今回書かせていただいた。

たまにはブルーライトからグリーンに

上記のサイトによれば、環境心理学の分野においては自然や植物のある場所は、心理的な回復環境になるということが研究でわかっているのだという。
この記事を書くにあたってそういった効果を調べたわけだが、緑を浴びることで疲れが癒されているのは、日々感じている。

緑というのは偉大だなと思う。
僕の家の近くのような田舎でも、
東京駅のような大都会でも、
そこに緑があるだけで、心を癒してくれるのだから。

仕事でもプライベートでも、PCやスマホからブルーライトを浴びる時間が非常に長い。これを書いている間だってブルーライトを浴びている。
休日は少しそこから離れて、緑を浴びに行く。
それも自分を大切にする一つの方法だと、僕は信じている。

緑の多い丸の内仲通りで今日はこの記事の構想や小説を執筆していました
いや、ブルーライトから離れろよと、やはりセルフツッコミするのでした

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