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#コンテンツ会議
「無意味に意味を見出そうとする」ことのパラドックス
こないだのNewsPicksの記事で佐渡島さんが紹介していた『役に立つことはみじめだ』という言葉を反芻している。
澤野雅樹さんの『不毛論』という本に出てくる言葉だそうで、この言葉を受けて佐渡島さんは「NewsPicksを読んでいる人たちに、『役に立つ情報を追いかけているのはみじめだ』という感覚を、1回持ってみてほしい」と言っていた。(余談だけど、早速本をAmazonで探したらオンデマン
人の心を深く揺さぶるもの
数年ぶりにディズニー映画『ポカホンタス』を観た。
小さい頃からテープが擦り切れるまで何度も観てきたこのポカホンタスのストーリーは、空でも言えるくらいに頭に刷り込まれているはずなのに、それでもいつもどおり感動して、久しぶりに映画をみて泣いた。
せっかく有限な人生の時間を使うならもっと新しい作品を見るべきなのではないかと思わないでもないけれど、いい作品は何回みても新たな発見がある。
自分の人生と
「たそがれ」を書けるようになる日まで
読み終わった瞬間、「ああ、これは私には書けない」と思った。
若松英輔の『悲しみの秘儀』を読了したあと、一番はじめに持った感想だ。
「書けない」とは、技量の問題ではない。
自分の中に存在するものは、訓練さえすればいつか書ける。
逆に言えば、自分の中にない感情は書けない。絶対に。
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「人生には悲しみを通じてしか開かない扉がある。」
第1章に書かれたこの言葉を皮ぎりに、私たちは彼の悲しみの