シャーロック・ホームズという魔法の名前を聞くと、わたしがまっさきに思い出すのは、「ライ…
森毅の対談集『世話噺数理巷談』(平凡社)を読んでいて、びっくりしたことがある。森毅とは…
三歳半になるうちの長男は、いつも一日中外で遊びまくっているヤンチャ坊主だが、本を読むの…
ロバート・エイクマンの短篇集『奥の部屋』が、ちくま文庫で復刊された。この綺譚作家を愛…
加島祥造さんが亡くなった。新聞の追悼記事では「詩集『求めない』で知られる詩人」と書かれ…
年がら年中椅子に座って本を読むことを商売にしている人間にとっては、俗に「寺に入るまで治…
大学時代の四年間は、将棋部に属していたため、昼間はほとんど部室で将棋を指して過ごしてい…
本書を手に取る人は、『歌謡曲が聴こえる』という題名と、帯に書かれた「極私的ヒット曲の戦…
本書には、特別付録としてCDが付いている。何をさておいても、そのCDに収められた「我的…
新海均の『カッパ・ブックスの時代』(河出ブックス)に活写されているように、わたしが中学…
今回は、持ってもいないし、ましてや読んでもいない本の話である。 昭和三〇年代の高度経…
洋書を読み出した頃、好んで手を出したジャンルのひとつに、いわゆる「ユーモア」がある。…
前回に香港のご当地本の話を書いたこともあって、少し寄り道してみたくなった。海外に出かけ…
今回は、読んでもいなければ持ってもいない本の話である。そういう意味では、遠い記憶の中に…
一九七〇年代にテレビを観ていた経験を持つ人なら、日曜のお昼に放送されていた「家族そろ…
一九七〇年代、幻想文学に取り憑かれた人間にとって、まず参照すべきは紀田順一郎と荒俣宏…