M社長

現在45歳。従業員約1,900名を超える会社の社長です。大学卒業後、社会人として働き4…

M社長

現在45歳。従業員約1,900名を超える会社の社長です。大学卒業後、社会人として働き41歳で社長になるまでの経験から、管理職を目指す方、若い社会人の方、これから企業で働く学生の方のためになれればと思いnoteはじめました。

最近の記事

読書ブログ  「戦略と実行」

これまでの人生でさまざまなほん本に出会ってきました。そんな中から何かしらの形で自分自身が影響を受けた本をぜひ「読書ブログ」として紹介していきたいと思います。 ということで早速本題です。 いつか「読書ブログ」を始めるときの最初の本はこれと決めてました。 「戦略と実行」 です。 2011年発刊なので、もう12年前に発売された本ですが今読み返してみても、内容は全然色褪せません。 マネジメントの役割は「成果」と「育成」。 この本はどちらかといえばこのうちの「成果」の色が強い

    • 管理職に必要なこと⑧コンプライアンスへの高い認識をもち自らが実践できている

      あらゆる事業活動はすべて「安全とコンプライアンスの上になりたっている」ことを日々痛感しながら仕事をしています。そして、ことあるごとにこの重要性を感じる日々です。最近はここに「1人ひとりの健康」が加わっていて、すべての事業活動は「安全、健康、コンプライアンス遵守」が基盤という思いで仕事をしている。 労働災害の分野では「ハインリッヒの法則」はよく知られている。1件の重大事の背後には、重大に至らない29件の軽微な事故が隠れており、さらにその背後には事故寸前の300件の異常やヒヤリ

      • 管理職に必要なこと⑦社外、顧客に目をむけネットワークを構築し、自組織、自身のレベルを謙虚に知っている

        社外、顧客に目を向けることは当たり前と教えられてきた人も多いと思うが、改めて管理職がなぜ社会、顧客に目をむけネットワークを構築する必要があるかという話です。 まず一般的に言われているとおり、担当者レベルだと、どれだけ社外や顧客に目を向けようと思ってもどうしても内向き志向になってしまうことが多いと思うんです。それは与えられた役割と目標がある意味明確でその目標を達成するためや課題を解決するために取り組むべきことが多いし、それが契約、報酬、評価に直結していることが多いから。もちろ

        • 管理職に必要なこと⑥ 自らが誰よりも勉強しつづけている

          今日の話をまとめると、「自らが勉強することで、誰に聞けば答えに近づくかがより的確になる」ということ。「会社は社長の、組織は組織長の器以上にならない」ことを重くうけとめ、誰よりも勉強し成長していかなければならない。というお話です。 経営の神様といわれるパナソニック(松下電器)の創設者、松下幸之助の90歳の時の言葉は「自分はまだまだ勉強せんといかん」。トムクルーズがトップガンのPRのため59歳で来日した際のインタビューで自分がアクションスターであるために続けていることはなにか?

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        • 管理職に必要なこと⑧コンプライアンスへの高い認識をもち自らが実践できている

        • 管理職に必要なこと⑦社外、顧客に目をむけネットワークを構築し、自組織、自身のレベルを謙虚に知っている

        • 管理職に必要なこと⑥ 自らが誰よりも勉強しつづけている

          管理職に必要なこと⑤ともにはたらくメンバーをかけがえのない存在と認識し、その育成に責任をもつ

          今回の話をまとめると、「育成」の責任という意味でメンバー1人ひとりの成長のために必要なのは「信頼と圧」。 そして、「1人1人の強みを知りどのような仕事であっても自分自身で仕事を楽しめるようにすること」が管理職の仕事の1つであるという話です。 「かけがえのない」は他のもので代替することができない。大切で失いたくない人を指す言葉である。管理職になって一番大きな変化ともいえるのが、この「育成責任」だと思う。そしてこの育成には大きく2つの要素があると思っていて1つは「1人ひとりを育

          管理職に必要なこと⑤ともにはたらくメンバーをかけがえのない存在と認識し、その育成に責任をもつ

          管理職に必要なこと④自組織の提案を積極的に展開できる論理性・説得力をもっている。

          今回の話はまとめると、対局で見る力、フレームワークなどを使って網羅する力、そして説得のための演じる力が大事と言う話です。 管理職になると、自分のやりたいことを提案できる力はもちろんだが、メンバーがやりたいことも積極的に展開できる提案力が求めらます。そして逆もしかり、社長や役員がやりたい、やるべきと思っていることも展開できる力が求められます。 この提案を展開するために必要な力の1つが、 「対局で考える力」だと思う。 あえて、自分がやろうとしていることを、自らが反対の立場で視

          管理職に必要なこと④自組織の提案を積極的に展開できる論理性・説得力をもっている。

          管理職に必要なこと③ 自組織のみならず、全体最適、全社視点をもっている。

          今回の話をまとめると .日本の多くの企業には文化として歴史として「自組織最適」が根強いので本当の意味での「全体最適」は本当にむつかしい。 ・社外や社会の視点をもつことはもちろん大切だが、まずは自分の社内で管理職が率先して他組織のために時間を使おう! です。 今管理職やチームのリーダーを任されている人も、またこれからそういう役割が与えられようとしている人も、自組織のことだけを考えて仕事をしている人はそう多くはないと思う。そもそも全体最適や全社視点を自分はもっている!と思って

          管理職に必要なこと③ 自組織のみならず、全体最適、全社視点をもっている。

          管理職に必要なこと② 組織での課題設定力(案件抽出とゴール設定)があり、それを実行しきる力がある。

          今回の話の結論は ・既知とされている課題が本当かどうかを必ず現地とメンバーの声で確認すること ・比較的短期で実行できて成果がでる課題設定を1つ以上行うこと(結果的にメンバーからの信頼を獲得すること) ・バックキャスティングで会社のミッション/ビジョン/バリューを深く理解し、組織のミッション/ビジョン/バリューを策定すること ・会社のミッション/ビジョン/バリューを理解し、自組織のミッション/ビジョン/バリューを再定義し、自組織のミッション/ビジョン達成のために1人ひとりの目標

          管理職に必要なこと② 組織での課題設定力(案件抽出とゴール設定)があり、それを実行しきる力がある。

          管理職に必要なこと①管理職はこれまでの延長線上で成し得るものではなく、まったく新しい職種であるということを自覚している。

          「今ある仕事をだれよりも理解している」、「今の所属のことは自分が一番詳しい」、「他の人よりも自分が一番うまくできる」、「この仕事に長く従事しておりイレギュラー対応にも強い」。これらは一見、管理職としては必要な素養に思えるかもしれないが、その優先順位は管理職として決して高くはない。ただ必要ないわけでもない。 職種によっては、これが必要な職種もある。会計(公認会計士)、労務(社労士)、法律(弁護士)、技術(施工管理技士等)。世の中に一般的に「国家資格」が認められているような分野に

          管理職に必要なこと①管理職はこれまでの延長線上で成し得るものではなく、まったく新しい職種であるということを自覚している。

          管理職に必要なことを連載したいと思います

          私このnoteを基本的に社内のメンバーにお知らせしていませんが、先日ふと後輩に「組織のリーダーに必要なことって何か?」と聞かれました。その返答で「よかったらnote見てみて!」と言ったものの、意外と組織のリーダーである管理職に必要だと思うことを書いてなかったなと思い、少し連載したいと思います。 ちなみに列挙すると以下の通りです。 ・管理職はこれまでの延長線上で成し得るものではなく、まったく新しい職種であるということを自覚している。 ・組織での課題設定力(案件抽出とゴール)

          管理職に必要なことを連載したいと思います

          欲すれば窮する。人事採用の不思議。

          今日の話の結論は「育成」が大事ということです。 人事における採用業務や採用されたヒトを受け取るみなさんが共感してくれると嬉しいです。 こういう人が欲しいと思った時に、すぐに採用に動いて本当にそういう人が採用できた時は、その採用チームは本当に優秀だし、誉められるべきです。やれて当たり前の話ではなく、素晴らしい成果です。 それくらい人を欲しいと思った時に欲しい人を採用できることは素晴らしいこと。 つまり、そうはいかないことが本当に多いなと。 例えば ・この人半年前なら

          欲すれば窮する。人事採用の不思議。

          面接で「端的な回答」が求められる理由

          先日、社内の昇格のための面接の話をしましたが、その時に思ったことをもう1つ。 よく「端的に話すように」と言われたりすることもあれば、もしかしたら面接の時にそもそも「端的話すことができるか」を指標の1つにしている方や会社も多いのではと思います。 自分も先日面接の時に改めてこの「端的さ」を意識して面接をしてましたが、なぜ「端的さ」が必要かそれは、 相手が確認したいことは意外とわからないので、「短く答えて、相手が確認したいことを絞るため」に必要ということ 面接する側が確認し

          面接で「端的な回答」が求められる理由

          リーダーには「誠実さ」がやっぱり大事だという話

          先日、昨年から管理職の役割を任せているメンバーとの面談を実施しました。管理職の役割をできるだけ早期に任せられる制度を導入すると同時に管理職登用時に1年間の見極め期間を設定していますが、その見極め面談でした。 もちろん管理職を任せられるだけの人間だと思って役割をお願いしてますが、管理職とプレーヤーは全く違う仕事。このことの理解も必要だしだからこそ、任せられるかを実際に任せて見極める仕組みが重要だと思ってます。 さて、本題。 管理職見極め面談での確認は成果と育成。1年の間に

          リーダーには「誠実さ」がやっぱり大事だという話

          面接で「コミュニケーション力が強み」と言うと絶対に突っ込まれるという話

          既に就職活動を終えて内定が出ている人もいるかと思う今日この頃。まだまだこれから本選考という方も多いと思いますので、みなさまぜひ最後までやりきってくださいね。 さてそんな中、新卒の学生と面接をするとよく言葉としてでてくる「コミュニケーション力」について話をしたいと思います。 以前最終面接で見られている「人間性」という話の中で「コミュニケーション力」という言葉ほど定義が人によって異なるものはないという話をしました。 面接の中で、自身の強みは?とか周囲からはどう言う人とよく言

          面接で「コミュニケーション力が強み」と言うと絶対に突っ込まれるという話

          任せるか、それとも自分で動くのかを決める判断軸 エンパワーメントvsマイクロマネジメント

          昨日は管理職メンバーと話す機会がありました。そこでの話は任せるか(エンパワーメント)か自分で動くのか(マイクロマネジメント)か、どちらが正解かという議論になりました。 私は社長なので、当然仕事をある程度任せていかないと会社は回りません。でも残念ながら私は「自ら動いてしまう人」です。いや、きっと周囲からはそう見られています。 はい。がまんが苦手です。エンパワーメントは実際苦手なのかもしれません。 そんな私は今日あえて空気を読まずに自分の想いを話したいと思います。 まず、

          任せるか、それとも自分で動くのかを決める判断軸 エンパワーメントvsマイクロマネジメント

          複数の内定から会社を選ぶときに見るべきポイント

          いよいよ、就職活動が始まった方、佳境の方、そして既に内定を複数社もっている方。新卒のみなさんのなかでもいろんな状況の人が入り混じるタイミングでしょうか。まずは第1志望郡や第2志望郡の会社から内定がもらえれば一安心というところだと思います。 そして、今日は複数社から内定をもらって、迷ったときに何を見て決めるといいか。という話をしたいと思います。 まずはめでたく複数の会社の内定を持たれたみなさん。ぜひ早く2社に絞ってあげてください。これは経営者の立場として会社のためにというの

          複数の内定から会社を選ぶときに見るべきポイント