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面接で「コミュニケーション力が強み」と言うと絶対に突っ込まれるという話

既に就職活動を終えて内定が出ている人もいるかと思う今日この頃。まだまだこれから本選考という方も多いと思いますので、みなさまぜひ最後までやりきってくださいね。

さてそんな中、新卒の学生と面接をするとよく言葉としてでてくる「コミュニケーション力」について話をしたいと思います。

以前最終面接で見られている「人間性」という話の中で「コミュニケーション力」という言葉ほど定義が人によって異なるものはないという話をしました。

面接の中で、自身の強みは?とか周囲からはどう言う人とよく言われますか?と言う質問で「コミュニケーション力がある人間です」と答える学生に年に数回必ず出会います。ちなみに、この回答経験者採用や中途採用の社会人経験者からはほとんど聞くことはありません。なので、きっと学生特有の回答なんだなあと思っています。

「コミュニケーション力」はとても重要です。ただこの定義が経営者を含めた面接官によってそれぞれ違うと言うのが厄介なのです。

例えば、私の場合、今の「コミュニケーション力」のテーマは「見る力」です。同じ職場でよく見かけるメンバーであれば「日頃の動きとどこか違わないか?」と思ったら本人への声がけはもちろん、周囲にも確認します。またちょっとしたタイミングで1対1で話すタイミングであれば「最近どう?」と声を必ずかけます。今、何に注力しているのか?何に集中しているのか?はこの言葉で聞くことができたりもします。

というように、人によっても、またタイミングによっても「コミュニケーション力」という言葉の意味が変わると思います。

「周囲を明るくできます」とか「自分がいると場が盛り上がります」と言ったことをコミュニケーション力とする学生に出会うこともありますが、これは間違ってはいません。素敵な力です。でも本当はもっといろんな意味を持っていると思うのですが、どうしても「明るさ」とか「盛り上げ」とかになると、言葉が軽く聞こえてしまい、結果、その人が「軽い」と判断されがちなんだと思います。

「コミュニケーション力」という幅の広いテーマを「ある1点」でしか捉えられない!と判断されないためにも、必ず突っ込まれる準備をして、より幅の広さを持たせた回答の準備は必要不可欠かもしれませんね。一番いい方法は「コミュニケーション力」をより噛み砕いた言葉で言い換えて伝えることですかね・・・その方が少なくても幅が狭いとは思われないのではと思います。


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