23年間社長をしながら3人のお子様を育てる社長からのアドバイス

10週を過ぎたら、会社に妊娠の報告をし、産休育休への準備を始めなければ..とずっと考えていました。私の場合、出産後に子宮頸がんの手術も予定しているし。

恐らくみなさん、直属の上司にまずは報告すると思うのですが、前回の記事34歳バリキャリ女性が妊娠して今後の生活とキャリアについて考えていることにも書いていますが、結構重い責務で仕事をしていて、明確な"上司"はいないのですが敢えて言うなら社長、という立場です。

なので職場で一番に報告と相談をすべきは社長だろうと。

しかし社長とはよくミーティングするものの、1対1のアポを取るのは結構至難の業。。(しかもミーティング内容をふんわり隠して...w)
というわけで、1ヶ月前に取ったアポがようやく実現され、社長に妊娠の報告とガン治療のための手術が必要なことを相談しました。


社長との対話

私「社長、実は私妊娠していまして。現在4ヶ月です。来年の1月に出産予定です。」

社長「えっ、そうなの!?おめでとう!あれ?結婚したんだっけ?」

...まぁ、そうなりますよね( ̄▽ ̄;)

実は私たち、まだ結婚していません。

ちょっとこの辺のこともゆっくり書きたいのですが、いろいろと複雑な事情と私なりの信念があり、すぐには入籍は難しいのです。なので一緒には住んでいるものの未婚。しかもこれまた事情により住民票も住んでいるところと違う住所にあるので、住民票の住所が一緒ですらない。。

その"事情"のひとつに、会社での役職や会社自体が変革の時であることが挙げられるので(もちろんそれだけではないですが)、そのことは率直に話しました。

私「今のこの大事な時期に結婚して名字が変わるとか、書類を揃え直すとかはしない方がいいと思うんです。」

社長「いや何言ってんだお前!結婚したいと言ってくれる人がいるうちが華だぞ!!会社のことなんて書類出せば済むことなんだからとっとと結婚しなさい!!」

...と、本気で心配して怒ってくださいました( ̄▽ ̄;)

まぁ、もしかしたらそれが普通の感覚なのかもしれませんが、仕事第一の私には非常に新鮮な感覚でしたし、何より社長にそう言ってもらえてとっても嬉しかったです。


23年間社長をしながら現在3人のお子様を育てる社長からのアドバイス

私が勤める会社は、現社長がひとりで創業し現在も社長を勤めるいわゆる"オーナー企業"です。

非常に成長してきた会社で、一代でここまで会社を伸ばせる人がいるんだ!そんな人と仕事をしてみたい!!というのが私の一番の入社理由で、社長をとても尊敬しています。

そんな社長は、実は3人のお子様を持つパパ。

その社長から、今後の人生について大変参考になるお話しを聞けたので、自分の備忘録として、且つこれを読む読者の方の何かしらの参考になることを願って、内容をShareしたいと思います。

・仕事が立派な人が立派な親なのではない。立派な子供を育てた人が立派な親なのだ。(社長をやってるからすごい、は違う。子育てもしないとダメ。)
・子供の教育のためにお金を使い、それ以外は節制すべし。
・あと40年働き続けるために、この1年は80%の力で働くべし。
・今後20年、仕事と同じくらい子育てに悩むだろう。けれどそれがその人の更なる成長の糧になる。

普段仕事仕事な姿しか見ない社長から、実は家庭や子育てもとても大事だという話しを伺って、自分は今まで何て小さい世界でもがいていたんだろうと反省しました。
(自分の小ささは「34歳バリキャリ女性が妊娠して今後の生活とキャリアについて考えていること」にも綴っています)

そう、きっと、これは自分の人間性を成長させるチャンス。

自分自身のためだけでなく、家族のためにがんばるということ。

確かにそれは、仕事と同じくらい悩み苦しむことも多いと思う。

でもそれで、自分一人では見られなかった景色が見える気がする。

出展は不明ですが、アフリカの諺と言われるものに、こんな言葉があります。

早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け

今までは早く行くことだけを考えて、一人で走ってきました。
でもこれからは、もっと遠くへ、違う景色を見に行ってみたい。新しい家族とともに。

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