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POSTORYからの手紙

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気になった物事、展覧会、手紙について 色々なことを気ままに綴っています
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#写真

八重桜 自筆の墓石 黄犬

八重桜 自筆の墓石 黄犬

楽しい時間、それはゆっくり選ぶとき。手紙の醍醐味のひとつです。

気がつけば、黄色ばかりに。

たんぽぽ、菜の花、ミモザの順。
こちらはシルクスクリーンの葉書です。発色が良く、縦書きにも横書きにもマッチする葉書。
季節の花がその時々に販売されているので、お花屋さんでお花を選び、手に取る気分でいつも購入しています。

ひなまつりの葉書も。

本格的な春は目と鼻の先ですね。

ふっくら優美な八重桜

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一方的な手紙

一方的な手紙

一時期、自分本位な手紙を送っていたことがある。送り先は、昔の職場で知り合った老齢の男性。
仕事で落ち込むような時、それとなく励ましてくれる、控えめで心優しい紳士だった。父よりもずっと年上で、まるで祖父のような存在。
職場を離れた後からその方と挨拶程度の文通が始まったのだ。

手紙のやり取りの最初は年賀状だったかと思う。忘れた頃に届くような、細く長い付き合い。のんびりと出しあえる、文通相手としても気

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好きなものたち

好きなものたち

むかしから、仕掛け絵本などが好きでした。
とても浪漫を感じます。

そんな私が気になったこちら
10/14(日)まで開催中の「マジック・ランタン 光と影の映像史」 展。

プロジェクションマッピングやパブリックヴューイングなと、みんなで一緒に見るという行為。その軌跡をたどる展覧会です。

恵比寿ガーデンプレイス内にある、東京都写真美術館 通称TOPで開催中。
じんわりたのしかったので、以下にちょっ

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最近の赤いもの一覧 2

最近の赤いもの一覧 2

最近見かけた赤いものをまとめます。

なんで とは聞かないでください。

春水堂 原宿店
の、ストロー そして被るお店の人

渋谷で見かけた郵便ポスト
挟まり具合がちょうどいい

そのあと見かけた郵便ポスト
こちらは松濤

まるで背を向けられてるような気持ちに。。

先日、上野の森美術館で開催されていた「世界を変えた書物」展

世界を一変させた発見や科学技術に関する初版本約100冊が展示されていま

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秋の手紙

秋の手紙

ふだん闘っているからなのか(なにと)、たまには可愛らしい手紙を出したくなります。

ご覧ください

イチョウを

ええ、察しの良い方はおわかりでしょう
これがポストカードだということを。
ありがとうございます。

思わず谷内六郎氏の切手を出してみる。

まごうことなき郷愁。

昨年のグリーティング切手、柿も一緒にして、120円をクリア!
(こちらは定形外のポストカードなので120円切手が必要な

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出せなかった手紙

出せなかった手紙



出せなかった
暑中お見舞いの葉書たち

あっという間に夏が過ぎ去っていく

というわけで
初秋の手紙に切り替えていこうと思う

ありがとう
また来年!

伊東深水/岡田三郎助(2枚)/勝川春潮/メアリー・カサット/アレックス・カッツ/木村伊兵衛/ディン・Q・レ/S.MURAZUMI/ジョゼフ・ヴェルネ/加藤英舟(日本橋はいばら)/Neal Slavin
…時計回り
#残暑 #初秋 #手紙

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ある日の手紙

ある日の手紙

マリー・ローランサンの絵画のような
優しい色が目の前に広がっていました

だんだんと

陽は暮れていき

そうして少しずつ

街に灯りがともり

さざ波のように揺らぐ。

あなたは今日、どんな一日を過ごしたのでしょうか

窓から見える景色は、何色でしたか

明日も穏やかな日でありますように。

それでは、また。
#手紙 #東京タワー #夕暮れ #エッセイ #写真

手紙と郵便ポスト

手紙と郵便ポスト

探すと意外と見つからないもの、
それが郵便ポスト。

この愛らしさ、プライスレス。

これは郵便差出箱 13号。中目黒あたり。
この形は人気がありますね(ソース:自分)

こちらも同型、日比谷。

ちなみにこの時メンテナンス中でした。
文字の書き直しが行われようとしていたのです。
その可愛いお顔はこちら↓↓↓

お分かりだろうか
赤で塗りつぶされている真ん中が。〒。

この数日後、白い文字がしっか

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手紙と国宝

手紙と国宝

こちらのポストカードは、国宝 八橋蒔絵螺鈿硯箱。
そうです、光琳の作品です。

まえに、現代の螺鈿細工職人の方から、光琳の技術がどれほど凄いのかを伺う機会がありました。

その方は、八橋蒔絵螺鈿硯箱を独自に作っていらっしゃり、見せてくださいました。

(そちらはそちらで素晴らしいお品で眼福だったけれど、似せても同じようにはいかないことがよくわかりました。)

センスは元より、高度な技術が調和された

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手紙と一葉

手紙と一葉

手紙と樋口一葉というと、長々 長々表すことになりそうですが、今回はこちらの絵画と切手について。

※元の切手の色よりも焼けています。悪しからず。(発行:1981年)

鏑木清方の描いたこの樋口一葉を
東京藝術大学大学美術館の美人画展で鑑賞することが出来ました。

絵画をじっくり見てみると、
右下の白いものは半分に折られた原稿用紙。紅い線の原稿用紙が薄っすらと透けて見えて、ハッとしました。

また、

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