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手紙と一葉

手紙と樋口一葉というと、長々 長々表すことになりそうですが、今回はこちらの絵画と切手について。

※元の切手の色よりも焼けています。悪しからず。(発行:1981年)

鏑木清方の描いたこの樋口一葉を
東京藝術大学大学美術館の美人画展で鑑賞することが出来ました。

絵画をじっくり見てみると、
右下の白いものは半分に折られた原稿用紙。紅い線の原稿用紙が薄っすらと透けて見えて、ハッとしました。

また、苦しい経済状況の中にも彼女の秀でた才覚という華を表すような、精密に描かれているはぎれが左下に。(実際の絵画はもっと色鮮やか)

目を凝らせば凝らすほど、見えなかったものが見えてくるようでした。

樋口一葉について、その物語以上にお知りになりたい方は、台東区の一葉記念館へぜひ足をお運びください。

一葉記念館の最寄り駅は日比谷線の三ノ輪駅ですが、三ノ輪駅には路面電車の都電荒川線 三ノ輪橋駅があります。
路面電車に乗って行くのもまた楽しい。

これからちょうど薔薇が見頃なはずですので荒川線を利用するのもいいですね。
のんびりとした気分になります。

(↑これは過去に私が撮った写真です)

そして、珈琲館三ノ輪店のホットケーキも、荒川線。

ついつい、注文🍴

24歳の若さで亡くなった一葉。
しかし彼女の文学は残る。語り継がれる。
なにせお札にもなっている人物なのですから。

そして思い出されるのは、彼女の美しい文字…!
ぜひ生原稿、そして手紙をご覧いただきたい。 淑やかな、その文字だけで文学であるような。


長くなりました、今日はこの辺で。

それでは、また。

『春、春と言うけれど』
postcard:中島通善《火鉢》
stamps:鏑木清方《一葉》1940 / 1981 発行


#アート #エッセイ #写真 #手紙

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