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観察日記1110

観察日記1110
おはようございます。
西洋哲学史をまとめ中です✋

・近代とは?
 ・その当事者の意識にとっては、「進歩」を強迫観念(オブセッション)とした「つねに新しい時代」
 ・当事者には意識されない制度(下部構造)から見るなら、国民国家が完成し、「都市化」や「工業化」が万人を巻き込んだ時代
・「近代(modern)」という言葉
 ・「新しい時代」を意味
 ・キリスト教文献ではすでに中世から用いられている
  ・中世や近世の人々にとっての「モダン(新しい時)」は、遠い将来、キリストが再臨する「最後の審判」の時
 ・自分たちの生きている現代こそが「モダン」だという意識が生れたのは19世紀初め
・「現在」即「新しい時」という時間把握は意識の変化をもたらす
 ・今は「新しい」のだから、つねにそれ以前の過去から差別化されなければならない
  ・反復は許されない
 ・つねに革新性、独自性を持たなければ人間として許されない、という進歩のオブセッションが生れる
 ・19世紀中葉以来、技術が急速に進み、人々は、新たな生活様式、快適さ、便利さがつねに可能になるという信仰にとりつかれる
  ・万博博覧会はその象徴
・「近代古国民国家」
 ・産業資本主義の地域間競争に脱落しないためには産業基盤(交通・運輸・通信・上下水道・電気・衛生・病院など)と教育・軍隊の整備を行わなければならなかった
  ・一企業が担えるものではない
  ・国家事業として行うしかない
 ・「一民族・一言語・一文化・一国家」という「理念」のもと、「国民」を形成し国家を作らざるをえない
・衰退産業化した農業の次男以下が工業の担い手となる
 ・彼らは、工場集積地である大都市へと集まり、工場労働者となる
 ・急速に形成された都市に、衛生面でのインフラは整備されていない
  ・煤煙排煙なども野放しで、住環境は劣悪を極める
  ・鉱工業労働は農業がもつ充実感には程遠いもの
・「ロマン主義」
 ・時空間的に遠方にあるものを「本来の自分の居場所」として憧憬し、あるいはその喪失を嘆くことによって現状からの逃避を図る態度
 ・憧憬の対象となったもの
・空間的遠方:「田園」「ギリシャ」「東洋」
  ・時間的遠方:「古代」「かつての美しい共同体」、未来にある「本来の自分」
 ・「ヨーロッパ人は、つねに、かつての共同体の喪失を嘆くことから新たな共同体を企図するが、じつはそのような共同体はかつてあったためしはなかった」(ナンシー)
  ・同じことは「ほんとうの自分」などにも言える
 ・ただ、現実逃避を望む人々に、仮構か現実かという違いは意味をもたない
(現代哲学へ)

『哲学マップ』からです。
朝投稿し忘れ、仕事帰りの投稿となっております_(:3」∠)_

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