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観察日記970

観察日記970
おはようございます。
「善と悪のパラドックス」をまとめ中です✋

・ふつう、見知らぬ相手を殺して快楽を覚える人はいない
・しかし、無秩序な世界で暮らす小規模社会の戦士が出会う他者は、今日私たちが出会う他者とは大きく異なる
 ・敵対する近隣社会のメンバーは真の意味での他者であり、おそらく人とは見なされていない
 ・戦士も相手も互いにとって危険な存在になりやすい
 ・攻撃の成功を楽しむというのにはぞっとするが、すべての集団が自力で安全を確保している場合には、隣人を弱くすれば見返りがある
・見返りを意識する必要はなく、殺しを楽しめばそれでいい
 ・生殖行為と同じ
 ・進化がセックスを快楽にしたのは、それを好む方が子どもをもうけやすいから
・人類が見知らぬ敵を殺して楽しむように進化したという考えは、人間性一般的な見方として不愉快で有害
 ・我々はすでに世界規模でつながり、社会的にまとまっているから、人類の未来ではその考えが不要になることに期待したい
 ・しかし、社会的な分断が進んだ地域でときおり発生する殺人事件は、殺しの快楽の現れであるように思われる
 ・例えば、第2次世界大戦中にあらゆる場所で起きた残虐行為
・報復はよく戦争と暴力の動機になる
 ・復習から生まれる喜びの感情は脳内の尾状核で起きる神経作用と関連しているという研究結果
 ・ネズミと猿の場合、尾状核は期待される報酬の処理にかかわる
 ・人間の場合は、尾状核が活性化しやすいと、積極的に他者を罰しようとする
 ・尾状核の活性化は神経作用の一種で、殺害行為に興味を持たせるように進化した可能性もある
・ふつうの人々が殺人者になる理由には、道義的圧力もある
 ・「人々を殺人に走らせたのは、罰を受ける恐怖ではなく、殺しを拒否すれば部外者の扱いを受け、集団内での評価が劇的に下がるという集団圧力だった。…並外れた暴力を行う能力を誰もが内に秘めている。私たちはみな潜在的に「邪悪」なのだ」(バーク)
・人間が単純な戦争を行う場合、能動的攻撃性が必ず働いている
 ・目標は安全の確保で、殺害行為は加害者側に長期の恩恵をもたらす傾向
 ・人間の単純な戦争の本質は、隙あらば近隣の他者を殺害する動物の集団間の攻撃とほとんど変わらない
・国内法を無視する小規模集団(裏社会集団など)が集まって簡単に大きくなるのは、殺しがしやすくなるように地域の勢力バランスを変える
 ・攻撃者に危険度が低い状態で、いつでも殺害可能であることは、自然淘汰で常に有利だった
 ・無秩序な世界では、敵を殺す満足感自体が見返りになる
・連合による能動的攻撃の冷徹な計画は、選んだ個人を処刑するだけでなく、大集団の殺戮の原因にもなる
 ・例えばホロコースト
・ホロコーストのような冷酷な計画的暴力に対して、われわれは「非人間的」というレッテルを張りがちだが、系統学的に見れば決して非人間的ではなく、むしろ完全に「人間的」である
 ・これほど計画的な手法で同じ種を大量に殺害する哺乳類は他にいない
・単純な戦争の長い進化の歴史の中で、自然淘汰はまちがいなく、連合による能動的攻撃性をうまく活用する能力に磨きをかけてきた
(単純な戦争・複雑な戦争)

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