観察日記1292 4 ぽんマス 2023年12月19日 07:12 観察日記1292おはようございます。『図説・標準 哲学史』まとめ中です✋・クリプキ(1940-2022) ・若くして「クリプキ・モデル」と呼ばれる可能世界意味論を考案するなど、論理学において大きな貢献 ・固有名の意味に関する議論(『名指しと必然性』)、後期ウィトゲンシュタインの「規則にしたがうこと」に関する論(『ウィトゲンシュタインのパラドックス』)で幅広い反響・「必然性」 ・伝統哲学においてしばしば用いられた概念だが、クワイン(1908-2000)にとっては哲学的に不適切な概念 ・「8が7より大きいことは必然的である」一方、「8=太陽系の惑星の数」でもある ・両者をあわせると、「太陽系の惑星の数が7より大きいことは必然的である」とけつろんされるが、これは誤り ・正しい2つの前提から誤った結論が導かれたのは、「必然性」という概念がいかがわしいものだから ・クワインに対するクリプキの指摘(『名指しと必然性』) ・クワインの指摘する問題の根は「必然性」概念にあるのではない ・「8」のような「名前(固有名)」と、「太陽系の惑星の数」のような「確定記述」の論理的性質の相違にある ・一般に、フレーゲなども含めた論理学では、文の主語となる固有名は「確定記述」と同格に扱われていた ・確定記述がある対象を指示するのは、その対象が、記述に表されている条件を満たしているから ・しかし、固有名についてそのようなことは言えない ・われわれが知っているのとは別の状況を仮想した場合、確定記述の対象は変化するが、固有名の対象は変化しない ・現実とは異なる「可能世界」を考えた場合 ・「アリストテレス」はどのような可能世界においても同一人物を指す ・「アレクサンドロス大王の家庭教師」は可能世界によっては別の人物を指しうる ・「アリストテレスはアリストテレスである」という同一性命題は、必然的に(いかなる可能世界においても)真である ・いかなる可能世界においても固有名は同じ個体を指すため、固有名は「固定指示子」とよばれる ・「自然種」(金、水、光など)について ・「水はH2Oである」は、自然科学によって発見された事実であるため「ア・ポステリオリ」 ・水がH2Oであることは、水の内部構造の必然性という「形而上学的事実」にもとづくため必然的である ・「ア・ポステリオリな必然性」を認めることで、クリプキは、すべての必然的真理はア・プリオリであるという論理実証主義の主張を反駁(クリプキ) 図説・標準 哲学史 amzn.asia 1,650円 (2023年12月07日 23:31時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 遺伝子‐親密なる人類史‐ 上 amzn.asia 2,750円 (2023年12月28日 06:44時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 図解 コンピュータ概論[ハードウェア] 改訂4版 amzn.asia 2,667円 (2023年12月07日 23:31時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する View this post on Instagram A post shared by ぽんマス (@ponmas2) ブログ - faber-school.jimdofree.com #実験 #観察 #日記 #読書 #自然 #教育 #子育て #学校 #遊び #学び #勉強 #人間 #哲学 #科学 #常識 #思い込み #自由 #責任 #批判 #バイク #旅 #ぽんマス自省録 #ゆっくり考える #たたき台 ダウンロード copy #日記 #読書 #子育て #教育 #勉強 #旅 #哲学 #学校 #自然 #学び #人間 #自由 #科学 #バイク #遊び #思い込み #実験 #責任 #観察 #常識 #批判 #ゆっくり考える #たたき台 #ぽんマス自省録 4 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート