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観察日記682

観察日記682
おはようございます。
「はじめてのフッサール」を読書中です✋

・疑えなさ=「明証」
 ・『実際に直感し、直接かつ十全的に自己を把握する意識のことであり、このような意識はまさに十全的な自己所与性にほかならない』
・「所与性」
 ・意識対象の“与えられ方”
・「明証性」
 ・ありあり感、絶対的な疑えなさ
・どこまでを「明証的な所与性」の領域とするか?
・(例)「赤い色」
 ①単なる知覚作用としての「赤」
 ②理念的な表象作用としての「赤」
 ③「赤い」知覚を対象化しつつ陳述するという作用
 ④「赤いものの知覚」から、知覚一般の構造を本質観する作用
 ・同じ対象でもその所与性が違うことで「対象性」が異なる
 ・所与性の違いが、明証的な区別をもたらしている
・懐疑論は、「自己所与性」の明証性(区分の根拠自体)を否定する
・この批判がどういうことを意味するのか?
 ・もし「所与性」が明証的なものでなければ、
 ・どんな認識や判断にもその妥当性の基準が存在しないことになる
 ・一切は「仮象」にすぎない
・懐疑論の論拠をはっきりと批判するには
・明証性や自己所与性の不可疑性について明確な現象学的理解が必要
・懐疑論者の本質
 ・「根拠」というものの本質を理解できないものが、それを理解しようとしないこと
・懐疑論者への論駁がむずかしいのは、彼らの主張に根拠があるからではない
 ・人がいったん懐疑論の砦に入り込むと、もはや誰も彼から、「実際には確実にみえていることを自ら否定する自由」を奪うことはできない、という事情にすぎない
・「絶対的な所与性」の範囲を確定する
 ・悟性的な思索や推論によって「自明なもの」の根拠を取り出す方法は禁物
  ・そのような「自明性」は、内的直観によって検証することができない
 ・内省によって内在の事象を直接に把握する「現象学的方法」
  ・観取されたものを誰もが追体験的に確認できる
 ・絶対的な所与性として「直感」から、そこに絡まってくるさまざまな「超越的」な思念や臆見や解釈などをはっきりと排除する
 ・何が真の意味で“与えられている”のか(明証的な所与性)、何がをそうでないのかを区別する
(講義4-4)

〈読書中〉
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