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観察日記985
観察日記985
おはようございます。
「しんがりの思想」を読書中です✋
②グローバル経済
・金融カジノともいうべき国際市場に翻弄されるグローバル資本主義
・例えば、2008年のリーマン・ショック
・巨額の投機的資金と国境を越えて利を漁る多国籍企業とが市場を牛耳る世界経済においては、どの企業もグローバルな市場での死活の競争に全面的に組み込まれる
・企業経営も株主の利益が最優先されざるをえない
・企業の関心は自組織の生き残りに絞り込まれてきている
・たしかに社員の生活を護るためには利益を上げねばならない
・そのため政府は企業の支援を真っ先に考える
・法人税の減税、高額所得者が比較的優遇されているのに対し、一般市民の税支出は増えている
・国民生活を護るはずの企業を支援する中で、逆に国民の負担を増やしてゆく
・そこで利を得られるのは、この国も民ではなく、国境を越えた機関投資家であり、それに拝跪するほかない巨大多国籍企業
・時価総額経営を強いられた企業は、株価を上げるために経営のさらなる効率化とコスト削減を強いられる
・追いつめられると山地や消費期限の偽装に走ってしまう場合もある
・人件費を圧縮するために工場を地方や海外に移転
・さらに安い地域へと移転していき、去った後の地域社会の行く末に、転出した企業は責任を負うことがない
・こういう制御不能なものの上に、わたしたちの日常生活がある
・「経世済民」をはみ出したところで動いている
・企業活動はもはや「経済(経世済民)」を担う公器といえる存在ではない
・「経世済民」
・中国の古典
・世を治め、民の苦しみを救う
・いまこの「経世済民」という事業を担っているのは、社会のどの部分なのか?
・「経済学(エコノミクス)」という学問名が生まれるまでは、西欧では「ポリティカル・エコノミー」と呼ばれていた
・この「ポリティカル・エコノミー」に、明治期、「経世済民」という意味で「経済」という訳語が当てられた
・いわゆる「国民経済」というものを想定して
・「経済」は、いまでいう政治・経済を包含する概念としてあったが、現在の経済は果たしてその本来の意味で機能しているだろうか?
・限られた資源と富の、適切な配分と運用を意味する「経済」は、いまや殖財や投資を軸に動いている
・何のための経済、誰のための経済?
・まずは民を飢えさせないこと、民に働き口を用意すること
・ここ数年で一気に顔を出したこれら制御不能なものを前にして、わたしたちは、自然や人的資源とも折り合いながら、制御可能な、ということは自らの判断で修正や停止が可能な、そういうスケールの「経世済民」の事業を軸に、社会を再設計してゆかねばならない
・中央/地方という枠組みさえも問い返される
(制御不能なものの上に)
日記とは別で化学熱力学のまとめもしているのですが、進めていく中で化学史の資料が欲しいなと思っていたらフリマアプリにあったのでポチっちゃいました(笑)
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