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観察日記976

観察日記976
おはようございます。
「善と悪のパラドックス」をまとめ中です✋

・自己家畜化をもたらした死刑執行の能力は、道徳感情も生んだ
 ・社会規範に背くこと、共同体の掟を破ること、卑劣だという評判が立つことは危険な冒険
  ・仲間外れにされるだけでなく、処刑される恐れもある
 ・個人に集団との結びつきを実感させ、誇示させる情動反応が進化上選好
  ・万人にとって同調が極めて重要
・人間で、自衛のためにほかの霊長類には見られないレベルまでの個人の道徳感情が真価
 ・新たな性質から生まれた強固な同調行動は、生涯を通じて安全をもたらす
 ・一方、競争を減らし、他者の利益の尊重を促すことにより、個人の同調行動が道徳強制者とその支持者の集団に恩恵をもたらすという副次的な効果
・なぜ人間が所属集団の安泰に意外なほど高い関心を示すのか?
 ・人間が血縁者以外の者に関心を抱き、ときには公益のために自己偽利益を犠牲にする理由として、良く集団選択説が持ち出される
  ・しかし、集団レベルの利益が個人の利益に打ち勝つ理由はうまく説明できない
 ・社会的な強者から個人を守るために道徳感情が進化したという理論で説明できるのでは
  ・集団内の連合への服従は、競争の過熱を抑え、集団の繁栄につながる
・計画的に暴力をふるう性質(能動的攻撃性)は少なくとも30万年前にヒト属の祖先に芽生えていた
 ・どれくらい前まで遡れるかはまだ分からないが、祖先の行動の推測から、「連合による能動的攻撃性」の高さは少なくとも更新世の250万年間に発動していたと考えられる
・われわれの祖先は腕利きの狩人になり、それ以降はよそ者を殺そうと思えば殺すこともできた
 ・狩猟と単純な戦争は、どちらも探索と安全な攻撃が欠かせない
 ・長距離移動と高度な協調性が役に立つ
 ・狩猟への依存度が高い社会ほど、戦争が勃発する頻度も高くなりがち
 ・人間の狩猟は、200万年前から近隣集団のライバルを殺す能力と関連していたと思われる
・われわれの祖先が安全に人を殺す能力を身につけた時点で、殺しの動機もおそらく存在
 ・よそ者殺しはチンパンジーやボノボと共通するわれわれの祖先までさかのぼるのではないか
・よそ者への連合による能動的攻撃が始まった時期にかかわらず、集団内での殺しの影響力は、言語が発達するまで限定されていた
 ・個人が互いに意見交換できるようになってから多くのことが変わる
・人々は言葉で説明できる利害を共有して、同盟関係を築けるようになる
 ・計画され、共同体で承認された処刑が行われるようになると、主導権は、ボスからあまり横暴ではない敗者たちに移る
 ・新たに権力を握った男たちの連合は、社会を支配する年長者の集まりになる
・人間の「天使のような」性質と「悪魔のような」性質の進化は、言語で可能になった高度な意図の共有から生じた
 ・向社会行動にも寄与したことは間違いない
 ・50万~30万年前のどこかの時点で、謎めいた言語能力が備わり始め、人間は新たな世界に放り込まれた
・言語は高い殺傷能力と低い感情的反応が同居するキメラ的な人格を作り出した
 ・比類ないコミュニケーション能力のおかげで、われわれの精神には比類なく矛盾した攻撃性がもたらされた
(ヒトに何が起きたのか)

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