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観察日記983

観察日記983
おはようございます。
「しんがりの思想」を読書中です✋

・時代に潜む困難、その底知れなさに、私たちがいわばむき出しで向き合うことになったのが東日本大震災と福島第一原発事故
 ・震災から4年が過ぎた(本書は2015)が、すでにその記憶の風化を憂う声も聞こえる
 ・しかし、それは何の風化を憂う声なのか?
 ・“復興の遅れ”に生活再建の途も見通せず、かつて描きかけた様々な可能性ももはや不可能と思い定める事態がいよいよあらわになる
 ・人口流出も止めようがなく、それが復興事業に暗い影を落とす
 ・風化どころか逆につのりつつある困難
・過疎化の問題は震災以前から全国の地方がそれぞれに直面
 ・震災によって東北沿岸部で急加速することになったという意味では、この国の地方の未来の縮図でもある
・被災地の外で記憶の風化を“憂う”べきものというより、自分の立っているその足下に差し迫った課題と地続きのものとして、それはある
  ・風化させてはならないのは、この意識
・地方の過疎化と人口減少
 ・「2040年、地方消滅。「極点社会」が到来する」(2013)
  ・人口動態においては出生率以上にその絶対数に着目しなければならず、「少子高齢化」というとらえ方では事態の深刻さが見えない
 ・戦後、日本社会は3度にわたり地方から大都市圏に大量の人口移動を起こす
   ・この人口移動は若年層の移動
   ・地方は単なる人口減少というより、人口再生産力の激しい流出に見舞われた
   ・大都市圏に流出した若年層は、出生率が極端に低い
   ・住宅事情や子育てをめぐるコミュニティの支援体制の弱さなどがその理由
  ・「人口のブラックホール現象」「極点社会」
   ・東京圏への人口の一極集中が進むが、東京圏では出生率は上がらず、国全体の人口はひたすら減少してゆく
  ・地方の「壊死」を食い止めるには、広域の地域ブロックでの独自の再生産構造を構築することで自立的な雇用を拡大するほかない
 ・以上より「地方中核都市」への地方交付税の集中的な配分が必須だと指摘している
  ・だが、出生率が地方・農村で高く、大都市圏で低下してきている事実からしても、危うい政策
  ・ある意味での「地方淘汰」の提案そのものが過疎地への不安を煽り、それが住民の未来への否定的な予測を誘い出し、そうして住民の流出という、地方の困難をますます加速させかねない
(《縮小社会》への途)

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