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観察日記1145
観察日記1145
おはようございます。
西洋哲学史をまとめ中です✋
④なぜ人を殺してはいけないのか
・近代社会の基本ルール
・自然状態は危険で安心できないから、契約によって各自の安全を保証
・それを破った者は罰せられる
・その構成員は、それぞれ対等
・わたしが誰かに殺されたくなければ、わたしも誰かを殺してはならない
・対等性がそもそも成りたたない場合(自分と他者との対等性を認めえない場合)
・相手の命を奪ってもいいことになる
・相手が動物の場合など
・殺人が奨励され、ゆるされ、あるいは覚悟されるケース
・一般に、共同体内部では成員同士の殺人は禁止
・共同体外部の存在にその禁止は適用されない
・殺人の禁止は、共同体やその秩序の自己保存という、より大きな命法に従うサブルール、相対的命令にすぎないのかもしれない
・この命法を共同体外部に拡大するとき
・「人間」「個人」といった形式的概念が拡大適用される
・そのときには共同体の伝統や特性が捨象される
・殺人の禁止は、いついかなる場合でも成りたつ絶対的掟(定言命法)ではない
・「殺人の禁止」を絶対的倫理として確立しなければならないと主張したある哲学者
・「なぜ‘あなたは’人を殺さないのか」と尋ねられる
・「失うものが多すぎるから」と回答
・ニーチェにしたがうなら、「必要なら人を殺さなければならない」と言わなければならない
・「〈なぜ人を殺してはいけないのか〉と問うのはなぜか」
・「人を殺してもいい」と、ふつうに思うことはできない
・「人を殺してはいけない」は相対的命法
・事実の記述、物理法則のような普遍的法則、普遍的規則ではない
・相対的命法の根拠となるもの、すなわち共同体への帰属は各自にとって偶然的事実でしかない
・しかし、われわれは共同体に帰属するかどうかは選択できない
・気づいたときにはつねにすでに帰属してしまっている
・偶然的ではあるが、逃れることはできない絶対的事実
・殺人の禁止の拘束力の根は、この逃走不可能性にあることになる
・「人を殺してもいい」と思えないのは、だれでも共同体に帰属することによってのみ我たりうるからかもしれない
・誰かの命を奪うことによって失われるのは、地位や名誉、職業、家族といったものよりもはるかに、わたし自身にとって根底的なもの
(哲学で見る世界)
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