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観察日記1080

観察日記1080
おはようございます。
西洋哲学史をまとめ中です✋

・中世ヨーロッパを支配したのはキリスト教
・中世の哲学は、キリスト教の「神」との関係において、いかに矛盾なく人間やその知識などを位置づけるかという問題に終始し、「神学の婢」といわれる
・イデアや形相は、神と人間やその自由意志とを関係づける道具となる
・哲学を理解するためには信仰が必要というわけではない
・中世以降の哲学における「神」は、プラトンのイデア界という超越的場所にかわる超越的存在であるにすぎない
・超越的存在を想定することによって、人間のあり方を確定する回路も開かれる
 ・「神」がいかなる性格をもつかに応じて、「神」が作ったとされる人間のあり方も規定できる
・時空を超えたすべてを見通すことができる「神」という超越的視点は、〈全体〉をカバーしようとする哲学とも相性がよかった
■「神」とキリスト教
・われわれは〈宗教的なもの〉を「無視はできない」
 ・正月などには神社を訪れる
 ・神社などで無軌道なふるまいをする者はあまりいないし、お札やお守りを疎略に扱うこともない
 ・滝や山を「神々しい」と感じたり、祭礼などに「うやうやしい」気持ちを抱くとき、日常を超えた非日常を感じる回路が機能している
 ・神社やなどは、町や村の「中心」という「特異点」となる
 ・われわれの生活時間は、物理学者が想定するような均質な一次元的秩序ではなく、夏祭りや正月などの特異的時点へと向かい(祭りや正月の準備)、その時点で頂点を迎え、その後はふたたび新しい時間が始まる
・日常は非日常な時空間によって区切られ、意味づけられ、構造化されている
 ・時空間的特異点において垣間見えるものが〈宗教的なもの〉〈神〉
・キリスト教の「神」はどのような存在か?
 ・特定の機会に垣間見える〈宗教的なもの〉を、一個の人格として固定し、それ以外に同等の存在を認めないところに成立(「一神教」)
 ・キリスト教でも「神」が天地を創造したとされる
 ・日本の神と違うのは、キリスト教的「神」が性別などいかなる特定の性質をもたず、ただ単に存在する者とされる点
 ・前身であるユダヤ教以来、「神」は「ヤハウェ」という名を持つとされる
  ・「存在のみを本質とするもの(「ありてあるもの」)」という意味のヘブライ語に由来
・「原罪」「最後の審判」「終末論」
・アダムとイブ
  ・「神」が最初につくったとされる人間
  ・「神」の言いつけに従わず、禁断の果実を口にしたために楽園を追われる(「失楽園」)
  ・それ以来人間は「原罪」を負う
 ・罪をもともと負った人間を救うとされるのがイエス・キリスト
 ・だれが救われるかは「最後の審判」によって決められる
 ・人類の歴史が神の天地創造にはじまり、最後の審判に終わるという歴史観が「終末論」
・キリスト教の特色は地域限定を取り払ったところにある
 ・「神」は、出身地域や民族などに関わりなく、一定の資格(「信仰」)さえ満たせばだれでも救済する
 ・キリスト教が世界宗教たりえたのは、救済対象に限定を設けなかったから
(中世における神と人間)

『哲学マップ』からです。
今回から中世の哲学に入っていきます。
ここからちょっと作戦を変更して「哲学マップ」を先にまとめてしまってから、「はじめての哲学史」のまとめにしようかと思います。
なんだかんだでギリシャ部分でかなり間延びした感があるので😅

(↓未定)
・図説・標準哲学史> https://amzn.asia/d/6qGGQTc
・物語 哲学の歴史> https://amzn.asia/d/5tvsurc

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