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観察日記1088
観察日記1088
おはようございます。
西洋哲学史をまとめ中です✋
■デカルトへの反論
・ホッブズ(1588-1679)
・力やエネルギーを物理会の本質とする「力学主義」の立場から批判
・人間も欲動(コナトゥス)の力によって動く
・人間社会は、操作可能ではなく、さまざまな欲動の主体同士が力を競う「自然状態」として生まれる
・「万人の万人に対する闘い」という状態を脱するために、人々はみずからの自由な自己処分権を公権力(主権者)譲渡し、それに従うという「契約」を交わすことによって秩序を手に入れる
・スピノザ(1632-1677)
・「神」を唯一の実体とする立場から批判
・デカルト的主観-客観図式が成立するためには、見えたものが実在に対応することが「神」の誠実によって説明されなければならない
・自我は、それ自体によって成立するアリストテレス的実体ではない
・スピノザは、机も犬もわたしも親兄弟もすべて神であるとする「汎神論」を主張
・神こそが唯一の実体であり、すべてはその部分
・心と体は「神」の異なるあらわれであり、心身が分離しているわけではない
・各人は、自分では自由に行為していると思っているが、実際にはその行為や意志は「神」の意志によって決定されている
・人間は、実際には「神」によってその行為や意志が決定されているのに、自分で行為していると思い込んでいる(神学的決定論)
・パスカル(1623-1662)
・デカルトの幾何学への過信を批判
・いかに公理をもとに証明を積み重ねたもののように見える幾何学も、その基礎には「線」や「点」のようにそれ以上定義できない言葉を含む
・それを理解するには「幾何学の精神」とは異なる「繊細な精神」が必要
・幾何学の根底にも曖昧さが存在するように、人間存在も一義的なものではない
・「人間は考える葦である」
・人間とは、永遠にまで届くような思考を行いうるとともに、他方では弱々しい存在
・人間とは両義的な存在
・両義性:相対立する規定が同時に成り立ってしまう事態
・矛盾律:相対立する規定が同時に成り立つのを排除する
・パスカルは、一義的体系を否定する反対系の立場をとる
・ライプニッツ(1646-1716)
・力学主義と微積分の発見をもとに、すべての個物や固体が相互に内在し合っており、動きの中で形ができるという、ダイナミックな世界観を提示
・「モナド」
・各存在者は宇宙全体をそれぞれの位置から反映する存在
・モナドは相互に反映し合うことによって存在
・原子(アトム)は相互に力学的にしか関係しあわない存在単位
・「神」はその全体を直観的に知りうるが、人間にはそれができない
・人間は歴史的事実をもとに知るしかなく、知りえた内容も経験的なものでしかない
・人間にとっての事実的真理は、神にとっての永遠の真理とするどく対立する
(デカルトへの反論)
『哲学マップ』からです。
(↓未定)
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