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観察日記1209

観察日記1209
おはようございます。
『はじめての哲学史』まとめ中です✋

■ドイツ観念論の展開
・カント哲学の疑問
 ・認識する主観と道徳法則に従う実践的主観との関係がハッキリしない
 ・道徳的理念が現実の人間の持つ欲望や自己中心性から切り離されるなら、人間や社会を導く力にならないのでは
 ・これらを解決しようとして様々な試みを行ったのがドイツ観念論
■フィヒテ(1762−1814)
・カント哲学を出発点とするも、徐々にカントの自我論に不満を感じるようになる
 ・カントでは、認識する理論的存在としての人間と、欲望を持ち行為し実践する存在としての人間という2つの本質が、バラバラに置かれ統一的に捉えられていない
 ・認識する理論的存在と実践的に行為する欲望存在という二側面は、ともに人間の自我の重要な本質
  ・これをただ並べて論じるだけではだめ
  ・両者の関連性を把握する理論を作らねばならない
・『全知識学の基礎』
 ・自我を起点に人間お自由の問題を考え抜こうとした
 ・三原則
  ①自我は自我に等しい(自我=自我)
   ・そもそも人間は「俺は(誰の力も何お力も頼らず)俺だ」という確信に従って振る舞おうとする存在
   ・こうした態度は、現実世界の中では必ず挫折の憂き目に合う
   ・私達それぞれが、「俺は俺だ」という態度で自分の欲望に忠実に行為しようとすれば、それを阻止したり、邪魔したりする障害や制限に突き当たる
  ②自我に対して絶対的に非我が対置される
   ・人間の自我は、外的事物の性質や社会のルールや他者の欲望との衝突といった制限(フィヒテの「非我」)に必ず突き当たる
   ・この段階では自我は、自分を制限する障害や制限がなぜ起こるのか、どこから生じるのかを理解することはできていない
  ③自我は自我のうちで分割可能な自我に分割可能な非我を対地する
   ・自我がこうした障害としての「非我」の性質を、ようやく理解しようとする態度
 ・「自由」を自分の欲望のままに好き勝手に振る舞えることと考えがちだが、これは無理なこと
  ・人間にとって自由は許されないのか?
 ・フィヒテの「自由」
  ・自我が段々と段階を踏みながら非我を克服し、自らを鍛え上げていく姿そのものこそが、真の自由のあり方
  ・行為し実践する人間のパワーの源としての自我の働きがまず基本にある
  ・認識し、理論化する自我の働きとは、非我の性質をよく捉え、それを乗り越える可能性を探ることにある
  ・理論と実践とが分裂したままのカントの自我に1つの統一性を与えると同時に、自由の意味も問い返した
(ドイツ観念論)

・哲学マップ(まとめ済み)

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