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観察日記974

観察日記974
おはようございます。
「善と悪のパラドックス」をまとめ中です✋

・本書の狙いは、進化によって人類がいかに「最高」で「最悪」になったのか、理解を深めること
・更新世の人間の攻撃性が適応だったと解釈しても、人新世で必ず戦争が続くという結論にはならない
・その証拠は、暴力に起因する死亡率が長期的に下がっていること
 ・大きな社会では、人口に占める直接の戦争従事者の割合は低い
 ・人は努めてわが身の安全を守ろうとする
・ただ、どれくらい長く、どのレベルまで減少傾向が続くかはわからない
 ・更新世の終わりから農業が始まるころまで、およそ3万6000ほどの異なる社会が存在
 ・現在は200近い国がある
 ・独立した社会の数が減少するにつれ、戦争の頻度も減少
  ・最近のデータでは、平和の時期が長くなればなるほど、いざ戦争が勃発したときの死傷者が増える傾向にある
 ・過去の傾向から計算して、2300~3500年に世界国家が樹立されるという予測が立つ
 ・世界国家は無秩序な暴力による死亡率を最小限に抑えると期待される
 ・ただ、独裁国になって別の種類の殺人が多発する可能性もある
・国家の数が変わらないか増加するのであれば、国際関係を調整するたゆまぬ努力が必要
 ・ケロッグ=ブリアン条約(1928)では、15か国の指導者が政策の手段として戦争を利用しないと誓う
  ・その後63か国が加わり1929年に発効
 ・しかしアイルランドを除く全調印国が戦争に突入(第2次世界大戦)
  ・他にも条約国が関与したものは、朝鮮戦争、ベトナム戦争、シリア内戦など
 ・条約は戦争のルールを変えたので成功という声もある
  ・法学者のハサウェイとシャピーロ
 ・1816~1928の間の戦争のほとんどは領土獲得のために勃発
 ・しかし条約によって違法となり、国家は次第に取引をするようになった
・前途多難ではあるが、充分な効力を持つ国際法が運用されれば、少なくとも大惨事は免れる可能性がある
・ホモ・サピエンスにとって最も厄介なのは、資源の配分が変わるにしたがって、既存の主権に対抗する連合の再編成が繰り返される恐れがあること
 ・すべての人間社は、競合する下位集団からなる
 ・ISISのように既存の国家から領土を奪おうとして現行法を無視する下位集団も出てくるだろう
 ・ISISに対する国際社会の反応は、新たなイデオロギーが既存の道徳観に従わない場合に容易に出現する暴力の激しさを示している
・われわれは平和への希求と権力の誘惑の間で揺れ動き、暴力で死ぬリスクは減っても核戦争による破滅のリスクは増えるという矛盾に直面
・非暴力主義の観点から見ると、能動的攻撃性の大きな長所は、それにうまく適応した動物は被害を受けそうな場合には攻撃しないということ
 ・すぐれた防御はすぐれた抑止になるはず
 ・防御力が強くなりすぎて逆にライバルをたやすく攻撃できると思わないかぎり
・戦争が進化し、今も人間心理の適応によって後押しされていると考えたからといって、それが絶対避けられないものになるわけではない
 ・しかし、われわれが危険な種であることも確か
 ・人間は戦争の利点にポジティブな幻想を抱きやすい
 ・今後も常に強固な制度と警戒が必要
(戦争は終わらないか)

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