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観察日記1112

観察日記1112
おはようございます。
西洋哲学史をまとめ中です✋

・フレーゲ(1848-1925)
 ・現代的な論理学を確立
 ・フレーゲによれば言語の文法構造は思考の論理構造を反映していない
  ・「ハナコはイチローを愛している」→「イチローはハナコに愛されている」は書き換え可能
  ・「すべての人は誰かを愛している」→「誰かはすべての人に愛されている」は書き換え不可
  ・書き換える前には、愛の対象が各人ごとに別々に存在しうる
  ・書き換え後は、万人に愛されるたった一人の存在がいることになる
 ・言語の文法構造とは独立の、論理構造を取り出したのがフレーゲ
 ・新たに構築された論理学によってフレーゲは、数学をたった一つの論理式から導くことに成功
・アリストテレス以来の論理学
 ・考えを進める際に守らなければならない規則(推論規則)を扱う
 ・三段論法
  ・「人間はすべて死ぬ」(大前提)→「イチローは人間である」(小前提)→「ゆえにイチローは死ぬ」(結論)
  ・「英雄色を好む」→「自分は色を好む」→「ゆえに自分は英雄だ」と考えてしまうと、推論上の誤りを犯したことになる
   ・英雄と自分が色を好むことは事実だったとしても、色を好むものすべてが英雄というわけではない
   ・大前提と小前提は正しいが、組み合わせ方が間違っているため誤り
 ・大前提と小前提の真偽が問題になる場合
  ・「人間は水中に住む」(大前提)→「イチローは人間である」→「ゆえにイチローは水中に住む」
   ・推論のやり方としては間違っていないが、大前提が誤っているので結論も誤り
  ・論理的推論が成立するためには、個々の分が真か偽か決定できなければならない
   ・「イチローは人間である」という文の真偽は、イチローという実在する個体(個人)が「人間」の集合に属しているどうかで判断
   ・論理的推論では、個々の文の真偽が決定的に重要
   ・個々の文の真偽を決定するうえで、個体の集合への従属関係が根幹となる
   ・論理学では集合が極めて重要な役割を演じるが、その集合に関してはパラドクスがある
・集合のパラドクス
 ◇ある図書館の蔵書(=本の個体)を集めた「蔵書目録」という集合を考える
  ・この集合は、「本一般」の集合に含まれる
  ・また、「哲学書」という集合を含む
  ・どんな集合も、他の集合に含まれ、他の集合を含む
 ・「自分自身を含まない集合の集合r」という集合を考えるときパラドクスが現れる
  ・「蔵書目録」という集合は、「哲学書」や「文学書」は含むが、それ自体は蔵書の集合を超えたものなので集合rに属する
  ・「蔵書目録」も、その図書館におかれていることは事実なので、それは自分自身を含んでいる
   ・つまり、「自分自身を含まない集合の集合r」ではない
  ・同じ集合が、集合rでもあり、集合rでもないことになる
  ・「rは自身を含み、かつ自身を含まない集合」となり矛盾が生じる
(現代哲学(1)―言語分析)

『哲学マップ』からです。
2週間前ほど前のランニングで脱水手前の不調だったので、先週の土曜と昨日は10㎞ほどで調整しました。
10㎞では物足りなさを感じる体をちゃんと(?)維持できており、気分も上がってきております(笑)

(↓未定)
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