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観察日記690

観察日記690
おはようございます。
「はじめてのフッサール」を読書中です✋

・現象学は「確信成立の条件」を解明する学(著者)
 ・「認識問題の謎」を解明するという課題からは、この理解が最も整合的
・一般的にいって、フッサール現象学についての解説書からその確信を受け取ることきわめて難しい
・フッサールの高弟たちの現象学理解および批判
 ・現象学の基本の意義自体は認める
 ・「現象学的還元」「純粋意識」へと還元する方法に対して、大きな疑問、異議を提示
 ・フィンクの場合
  ・一般には現象学は、「世界構成」「自我構成」の理論であると言われている
  ・フィンクはこの「構成」概念がフッサールにおいて「揺れ動いている」
   ・厳密な定義をもたないことに疑問
  ・「現象」「エポケー」「構成」「超越論的論理学」などのタームについても
 ・ラントグレーベの場合
  ・後期フッサールは、「世界の構成」(世界認識論)から、その根拠となる「自我」の構成理論(存在論)へと向かう
  ・一切を「純粋意識」に還元するフッサールの理論では、根本的な謎が残る
   ・「自我」は構成されるものであるのか、自分自身を構成する根拠であるのか
  ・フッサールの理論では、一切が構成されるという前提から出発
・「自我」は構成される対象であると同時に、構成する主体でもある、となる
   ・究極の根拠を把握しようとする現象学は、ここで循環論に陥るのでは?
・ハイデガー
 ・フッサールの一番弟子と目されていた
 ・戦争を生き延びたフッサールの高弟たちのほとんどはハイデガー存在論よりの論者
 ・『存在と時間』の刊行後、急速にフッサール現象学から離れ、自らの「存在論」を提唱
・ハイデガーの存在論
 ・人間存在を支える「存在の意味」「存在の真理」を探究
  ・20世紀の「形而上学」といえる哲学
 ・「自我」や「意識」を“可能にしている”根拠(「存在」)を探求
 ・この視点からフッサール現象学を見ると、一切を「純粋意識」に還元する方法、「意識」こそすべての世界洞察の根源であるという言い方は、その“深さの次元”の探求として不十分
  ・「自我」を“可能にしているもの”、真に根源的な“根拠”をとらえられるのか?
  ・自我による世界の「構成」は、「受動性」「無意識」「身体」「存在」といった次元をもつのでは?
・著者(竹田)の見解
 ・これらの一般説は、「現象学的還元」に対する根本的誤解、無理解に由来
 ・この誤解に基づく現象学理解が、現代思想の現象学批判の前提ともなっている
(あとがきにかえて-3)


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