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観察日記989
観察日記989
おはようございます。
「しんがりの思想」を読書中です✋
・社会の「近代化」とともに、人々はそれまで家族や地域社会で担っていた相互のいのちの世話を社会全体で行うようになった
・出産、死亡、看病、看護は病院の医療スタッフ
・子どもの教育は学校の教師
・食材の調達、調理は流通産業やレストラン
・もめごとは最終的には区役所や弁護士にまかせる
・代わりにわたしたちは自治体に税金を納めたり、企業にサービス料金を支払ったりする
・こうして、サービスの提供者とサービスの消費者という関係になる
・あらためて、人々が生き存えるためにどうしてもしなければならないことを、どれだけ自分たちの手でできるだろうか?
・出産の助け、食材の調達、排泄物の処理、病や傷の手当、看護や介護、看取りや埋葬など
・おそらくほぼすべてできないし、したこともない
・《いのちの世話》の能力をわたしたちはほぼすべて失っている
・わたしたちが税金やサービス料を払って、これらをことごとく行政やサービスビジネスに委託してきたから
・「村八分」
・村の掟や約束を破った者、秩序を乱した者に対してなされた制裁行為
・村の生活上、互いに協力することが義務付けられた10の仕事
①出産の手助け②看病③改築④葺き替え⑤消火⑥水害時の助け合い⑦成人式⑧結婚式⑨埋葬と追善法要の手伝い⑩旅行の世話
・「村八分」は⑤消火と⑨埋葬を除く八分を断つこと
・消火の手伝いは、他の家への延焼を防ぐため
・埋葬の手伝いは、死体を放置すると腐乱し、伝染病の原因となるため
・これら村十分のどれだけを、今日の私たちはできるだろうか?
・医師や自衛隊、業者におまかせしているのでたぶんゼロだろう
・「近代化」の過程で、国家が国力の基盤である国民の《いのちの世話》をシステマティックに担うことをはじめた
・西洋列強に一気に追いつくために国力の増強が最大の課題
・国民の知力、体力の向上という課題を国家が一身に担うことになった
・生活の質を上げるため
・社会の近代化は、《いのちの世話》のプロフェッショナルを国家が養成し、国民はその専門職に自分たちがやってきた《いのちの世話》を委託する代わりに税金やサービス料を支払うという仕組みを築いていく
・これにより、不治の病は減り、世界でも最速で長寿化を成し遂げた
・まちは衛生的になり、治安もよくなり、夜でも一人で出歩けるぐらい安全になった
・調停も公正なものになっていった
・鉄道の運行はきわめて正確、郵便の遅配も停電もめったにない
・クオリティとアメニティの高い都市生活が出来上がっていった
(いのちの世話とその「委託」)
ちょっとした木工、食材の調達・生産は少しでもいいからできるようにしたいなと考えております。(昨日は家のドアを調整してました)
1期前のアニメですが『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』は最高でした😆
ふぁーべるDIY部をつくるしかない!
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