見出し画像

観察日記1119

観察日記1119
おはようございます。
西洋哲学史をまとめ中です✋

・自然科学は、宇宙や自然、生命などについて数値化された像を描き、それこそが客観的な実存だと主張
・フッサールによれば科学や数学は、われわれが直接経験し、味わう世界(生活世界)に、数値化という網をかけ(理念化)、抑圧する
・フッサール(1859-1938)
 ・われわれの経験構造を分析する「現象学」を提案
 ・「現象学」(詳細:観察日記648~709)
  ・知覚される事物などの実存をあらかじめ前提することなく、其れが知覚されるということがいかなることなのか、通常意識しない経験の構造を分析すること
  ◇ジャンボジェット機を見る
   ・前から見れば先彫りの筒の左右に平らな翼が伸びている
   ・横から見れば細長い葉巻上の円筒の端に大きな三角形がついているのが見える
   ・見える形は私が移動するにつれて変化するが、ジェット機そのものの形が変化するわけではない
  ・われわれは多様な見え方を通じて、ひとつのモノを見ている
  ・「見え方」を飛び越えていきなりモノそのものを見ることはできない
  ・われわれは見え方を通じて、「これはジェット機だ」という判断を下すしかない
  ・その際には、ジェット機についての知識も役に立つかもしれないが、その判断が誤りと判明する可能性を排除することはできない
   ・知覚はつねに可謬的
  ・しかし、世界が夢だというわけでもない
  ・なにかが誤りだと判明するのは、われわれがそれについて能動的な認識活動をおこなった結果
  ・能動的認識活動をおこなうためにはさまざまなことがあらかじめ前提とされなければならない
   ・ジェット機と判断したのは、空港でそれを見たから
・もし映画撮影現場で見たのなら張りぼてと判断する
  ・周囲が空港か撮影現場かは、判断以前に前提され、受け入れられている「受動的」知
   ・丸吞みされるしかない
   ・それについていちいち確かめようとすれば、能動的認識活動はいつまでたっても始められない
  ・なにかを対象化する“能動的”認識活動は、つねにすでに、対象化を逃れる、“受動的”知の構造によって可能となる
 ・「志向性」
  ・受動的知を足場にしながら、認識活動を営むことにおいて成立するわれわれのあり方
  ・「何ものかについての意識」であり、われわれはそのような対象との関係としてしか機能しえない
 ・意識と対象との関係は「つねにすでに」成立している(事実性)
  ・「図と地の関係」において、図はつねに浮き立って見え、地はその下に入り込んでいるように知覚される
  ・こうした知覚の構造は、正当化や哲学的論証以前に、われわれの経験においてつねにすでに機能している事実性
 ・従来の哲学は「自我」「実体」「因果」などにかんする概念分析によって外界の存在などを論証しようとする
 ・フッサールはそれを斥け、経験が成立する事実的構造を分析する現象学的分析を行う
(経験構造の分析—現象学)

『哲学マップ』からです。
現象学について「はじめてのフッサール」をまとめをしたのがいつだったかなと日記を遡ったら、観察日記648~709で1年以上前でした。
もっと最近のような気がしていたので、時のたつ早さに驚嘆してしまいました😅

(↓未定)
・図説・標準哲学史> https://amzn.asia/d/6qGGQTc
・物語 哲学の歴史> https://amzn.asia/d/5tvsurc

#実験 #観察 #日記 #読書 #自然 #教育 #子育て #学校 #遊び #学び #勉強 #人間 #哲学 #科学 #常識 #思い込み #自由 #責任 #批判 #バイク #旅 #ぽんマス自省録 #ゆっくり考える #たたき台

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?