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観察日記1114

観察日記1114
おはようございます。
西洋哲学史をまとめ中です✋

■科学の基礎づけ
・カルナップ(1891-1970)
 ・真の科学と疑似科学(形而上学)とをはっきりと線引きしようとした
 ・仮説に基づいて一定の実験や観測の結果を予測し、それが実験・観測結果と一致したとき、もとの仮説は確証されたことになる
  ・一致しなければ仮説が誤りとされ、別の仮説が検討対象になる
 ・実験・観察結果ならびにその論理的帰結と理論が一対一対応しているもののみを科学とする
  ・そうでないものは疑似科学
  ・カルナップが念頭に置いていた疑似科学は、マルクスの経済学やフロイトの精神分析
■日常言語の分析
・言語は、単に事柄を記述する以上に複雑かつ繊細なものであることが判明
・「基礎づけ」という理想そのものが疑わしくなる
 ◇あるものAを基礎づけるBが提案されたとする
  ・B自体はいかなる根拠を持つのかが問題になる
  ・それを基礎づけるCが提案されても同じ問題が生じる
  ・「無限後退」に陥る
 ・無限後退を回避しようとして犯しがちな誤りが「循環論法」と「独断」
  ・「循環論法」
   ・「彼は天才なので感動的な作品をつくる。彼が天才なのは感動的な作品をつくるからだ」など
   ・Aを説明するための根拠Bを説明しようとして、もともと説明されるべきだったAを持ち出してしまうこと
  ・「独断」
   ・アリストテレスの「不動の動者」など根拠を伴わないもの
・最終的基礎づけの試みは循環論法か、無限後退か、独断にいたらざるをえない
・後期ウィトゲンシュタイン
 ・言語は、ある対象と対応することによって意味をもつのではなく、一定の生活形式における言語ゲームにおいて意味をもつとする
 ・「木三本」という文は、状況次第で大工が弟子に発する命令にも、新発見の島の植生の報告文にもなる
 ・われわれのふるまいや言語活動には、場面ごと、地域や時代ごとにさまざまなルールがある
  ・それぞれの言語活動は、生活のさまざまな場面に対応している
  ・言語活動は生活に根を下ろし、生活は言語活動によって分節化・組織化されている
  ・言語生活と表裏一体となった生活のあり方が「生活様式」
  ・生活様式ごとに異なったルールに従って営まれる言語活動が「言語ゲーム」
 ・言語ゲームのルールに必然性はない
  ・「われわれは根拠もなく、ただ、そのように行為する」
  ・無根拠な事実を認めることによって、ウィトゲンシュタインは西欧哲学に根深く残る基礎づけ主義に揺さぶりをかけた
(現代哲学(1)―言語分析)

『哲学マップ』からです。

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