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観察日記1267

観察日記1267
おはようございます。
『はじめての哲学史』まとめ中です✋

■アルチュセールのマルクス分析
・構造主義は、言語学、文学、神話学、歴史学などの分野で1つの方法として活用
 ・この方法が当初の「敵」だったマルクス主義の分野にも適用されるようになった
・アルチュセール(1918-1990)
 ・フランスの科学認識論の分野で活動
 ・マルクス主義を人間の実存や決断という側面からではなく、科学的な認識論として考えようとする
 ・当時の社会主義のヒューマニズム的な傾向を断罪しながら、初期マルクスの理論を批判
 ・初期のマルクスは「疎外」や「物神化」を解消して全体的な人間性を回復することを目指していた
  ・アルチュセールは人間主義的な初期マルクスの思想を「認識論的に切断」して、『資本論』の時期のマルクスの思想構造を分析する必要があると考えた
 ・「認識論的な切断」という概念
  ・フランスの科学認識論のバシュラールの概念を引き継いだ考え方
  ・1つの思想をその全体の体系において把握するには、その思想の歴史的な発展をある時期において「切断」して考察し、1つの完結した全体として考える必要があることを主張するもの
  ・フランスの構造主義の源泉の1つと考えられている
 ・認識論において主体としての人間が客体としての対象を認識するという伝統的な考え方を批判
  ・人間は社会的な関係の網の目に生きる存在
  ・つねに重層的な決定を受けている
  ・伝統的な認識論では社会における人間の生を考察できない
  ・個人は家族の一員として、地域の住民として、職場の一員として、国民として、さまざまなイデオロギーと因果関係の規定を受けながら重層的に生きている
  ・個人を直線的な因果関係で規定することはできない
  ・構造論的な因果関係で考える必要がある
(アルチュセール)



『個人は家族の一員として、地域の住民として、職場の一員として、国民として・・・重層的に生きている』の部分は、自分の中で発酵させている『流動的(同時的)「個と全」(「一と多」)]』に近しいものを感じます。

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