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観察日記977

観察日記977
おはようございます。
「善と悪のパラドックス」をまとめ中です✋

・「善と悪のパラドックス」の解明は、人間の本質を理解するうえでどのように役立つのか?
・人間の本性はキメラであるという議論は一筋縄ではいかない
・二つに分かれた人間の性格の一方をだけが生物学的に決まると考えがち
 ・低い反応的攻撃性(「善」の面)だけが進化の産物だと想像する方が、多くの人にとって心情的に楽
 ・しかし、多くの邪悪な行為の原因となる高い能動的攻撃性(「悪」の面)も、進化の歴史に位置づける必要がある
・進化の歴史は過去の説明
 ・「予言」ではない
 ・政治的意見でも、倫理的立場の正当化でも、想像上の素晴らしい過去に戻ろうという提言でもない
 ・ただのストーリー
 ・ただし、「ただのストーリー」というのは、たんに処方箋がなく、未来への制限がほとんどないストーリーという意味
 ・今日の大部分の社会制度は、数百年前に存在していた制度とは大きく異なる
  ・社会が変わる可能性はいくらでもある
 ・人間の潜在能力を思い起こさせる歴史の方が、進化論よりもはるかに重要
  ・変化の史実の方がはるかに鮮烈
 ・時代の流れとともに社会が向上することもあれば腐敗することもある
 ・子孫がどういう方向に進むかは知りようがない
・未来は開かれているものの、進化はときに不穏な予測可能の方法で人間行動に影響を及ぼすバイアスを残している
・純粋なルソー派の思想の大きな問題は、無政府状態は平和だと解釈されやすいこと
・人間はホッブズ派の利己主義ではなくルソー派の寛容さだけで進化したという考えは、人々に警戒を緩めさせる悪い効果がある
・小規模社会では、平等主義はおもに男たち、とくに既婚男性の関係を表す言葉
 ・世界中のあらゆる社会で、公的な場では男性が女性より優位に立っている
  ・私的な場では話は変わる(妻の尻に敷かれるなど)
 ・強制力を持つ連合が社会のルールを規定する公の場で男女の利害が衝突すると、一貫して男性に有利な決着となる
  ・その意味で家父長制は現在のところ人類共通
・社会はこのままであると進化論の法則が示しているわけではない
 ・ただ変化は簡単にはいかない
 ・積極的な行動と緻密な組織が必要
 ・無政府状態、ルールのない社会を生み出すだけでは変化は起きない
  ・古い制度を破壊するだけで置き換わるものがなければ、暴力がはびこる
・人類の進化を理解することで得られる教訓
 ・集団も個人も常に権力争いに興味がある
  ・必ずしも、戦争が始まったり、家父長制やいじめや社会上層部の権力闘争が常に存在したりする必要もない
・公正で暴力の介在しない社会の仕組みは充分可能
・進化論的分析から、今より公正で平和な社会の実現は容易ではないこともわかる
・労力と計画と協力が必要
 ・どんな社会も独自の防衛策を見つけなければいけない
 ・暴力の出現を避けるために、複雑な社会組織がたやすく腐敗し、その構築が非常に難しいことを常に肝に銘じておかなければならない
・人類が探求すべき重要なことは、強調の促進ではない
・困難な課題は、組織的な暴力が持つ力をいかに軽減させるか
(社会はこのままであり続けるか)

まとめ終了です。
長かった(笑)
自分は世の中を引いて見ることもあるので、この本にそこまで大きな抵抗感はありませんでしたが、人によっては受け止めがたい部分もあるのかもしれません。
内容の重厚感は素晴らしく、このまとめで2回目の読書となりましたが、理解しきれないもどかしさも感じております。
戦争についても書かれている本ですが、まさか1回目と2回目の読書の間で戦争が起きるとは夢にも思いませんでした。そういう意味でも、まだまだ自分の浅学さ・視野の狭さを痛感しております。
まだまだ向き合いがいのある本なので、作ったまとめを参考にしながら折を見て読み返したいと思います✋

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