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観察日記1243
観察日記1243
おはようございます。
『はじめての哲学史』まとめ中です✋
■知覚・世界・間主観性
・「知覚体験」の構造
・知覚
・じかに見たり触ったりする体験
・事物の存在(ある・ない、いかに在るか、何であるか)についての確信、客観的世界の存在の確信を与える
◇机の上に白くて丸いものがあるのに気付いた。「野球のボールだ」と思う。それを取り上げて、ぐるっと回しながら眺めてみた
・意識には、丸みや汚れやギザギザのさまざまなようすが次々と新たに現れてくる
・それらはバラバラな流れではない
・すべて「このボール」のそれぞれの「側面」として意識される
・意識
・さまざまな色や形が受動的に映し出されるスクリーンのようなものではない
・“何らかの対象に向かう働き”(「志向性」)
・この働きにより、じかに現れてくるさまざまなものが同一の対象へと「総合」されていく
・「志向性を通じての総合」という構造は、知覚だけに限らず、読書や計算のようなあらゆる認識体験に共通する、意識の基本的特性
・知覚は、“じかに与えられたもの(素材)をもとにして全体像を思い描く働き”
・事物という対象はじかにその全体が与えられることはない
・事物を知りつくすこともありえない
・事物が素材をもとにして描かれた全体像である以上、必ず何らかの「予想」が含まれる
・次々と意識に現れるものがこの予想と合致しているときは対象の確信は強化される
・合致しないときには確信は修正される
・上記の◇の状況で視点を対象から周囲に移す
・このボールが机の上にあることが改めて意識される
・ボールが机の上にあり、ここは自分の書斎で、書斎は自宅のなかにあり…ということは、ボールを知覚する際にも暗々裏にわかっていたはず
・事物の知覚はまったく単独に成立していない
・空間的・時間的な全体的秩序(世界)のなかに位置づけられている
・世界の了解と個々の知覚とは支え合っている
・あらゆる知覚は時間的・空間的な秩序(世界)を前提として生じる
・この秩序の中に取り込まれ、位置づけられることによって、この秩序を少しずつ書き換えていく
・「世界」
・空間的・時間的な全体的秩序の捉え方(世界了解)はひとによってかなり違うということを私たちは知っている
・同時に、〈誰もが同じ1つの世界を生きている〉について疑うことができない
・私の生きている世界は、“他人と共有された世界”
・私たちは共有された同一な世界があることを信じているからこそ他者の語る知覚内容を受け入れる
・実際に相互の知覚がそれなりに一致するという事実があるからこそ、同一世界の存在を疑いえなくなる
・「間主観性」
・達者とのコミュニケーションを通じて世界や事物の確信をつくりあげていくこと
・自らの知覚によってだけでなく、他人と絶えず話すことにより、世界秩序をつくりあげ、また改変していく
(フッサール)
・哲学マップ(まとめ済み)
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