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観察日記1139

観察日記1139
おはようございます。
西洋哲学史をまとめ中です✋

・19世紀以降の「近代国民国家」建設において、人間機械論などは教育学に大きな影響を与えた
 ・19世紀末のドイツ語圏の哲学者は、同時に教育哲学者でもあった(ヘルバルトなど)
 ・その痕跡は、明治・大正期の教育基本法、教科教育法などにもおよぶ
 ・近代哲学は、実現しつつあった近代システムを正当化し、そこに生じる不安や不満に慰謝を与える(癒す)機能を果たす
 ・各国別に編集された哲学史は、その国の精神性を権威づけるナショナリズム的装置となる
・近代的理念
 ・理性的人格や科学の進歩など
 ・特定の社会形態を形成するうえで好都合だった
・近代を支えた個人主義
 ・「世の中には唯一正しい思想・倫理があり、それにもとづく制度において、各人は同等個人である」
 ・レヴィナスの言う「全体性」を形成
 ・「正しい考えを自分は求めているのだから、自分と同じように考えない人々は間違っている」という考えにいたったとき、他人を殺めて平然とする集団が生れる
 ・万人が同型であることにおいて成立する近代国家は、ルサンチマンによって成立する制度
・近代化
 ・「遅れた、貧しい、劣ったもの」と「進んだ、豊かな、優れたもの」との時間的優劣関係にもとづく変化ではない
 ・産業化によって扶養可能人口は増えるが、好きな時に山や海から食料をとってきて、ゆったり暮らすことのできる「共生」とどちらが「豊か」はにわかに決めがたい
 ・共生社会において貧困が意識されるのは、学校教育が義務化され、通貨がなければ手に入らない文房具を万人がもたなければならなくなるとき
 ・貧困は近代化によって発生
・近代化の背景の地域間競争
 ・どこかが産業化をはじめれば、他にもそれに追随せざるをえないという事情が19世紀後半以降の国民国家を生んだ
 ・あらたに国民国家が生まれた地域では、すでに存したシステムに、国民国家や産業化にともなう諸システムを新たに組み込まなければならなくなる
 ・その促進装置として、階級差や差別、オリエンタリズムといった表象が使われた
・「近代化」とは、同時並列的な2つのシステムをいかに組み合わせるかという問題
 ・「日本の常識は世界の非常識」という言い方は、日本以外が普遍であり、日本のみが特殊であることを前提
 ・しかし、すべてはそれなりに「特殊」であり、「普遍」は実在しない
 ・「哲学的」諸概念はローカルなものであることを直視する複数性の思想が生まれる
  ・「哲学というものは、西洋人の奇妙な思考習慣」(木田元)
(仕切り直し)

『哲学マップ』からです。

(↓未定)
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