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観察日記990

観察日記990
おはようございます。
「しんがりの思想」を読書中です✋

・《いのちの世話》を自力で行う能力の喪失
・昔の庶民の家にあって今はないもの
 ・厚紙でつくった引き出し付きの救急箱
  ・富山の商人から買い受けた薬がぎゅうぎゅう詰めに入っていた
  ・半年か1年後に補充される
  ・「陀羅尼助」「今治水」「赤チン」「ヨーチン」などの香り
  ・いまは、家でまず手当を、とは考えず、すぐに病院に行く
 ・大工箱
  ・鋸、鉋、錐、鑿、小刀が一そろい入っている
  ・これを使いこなせないと大人になれないといった、ちょっとまぶしいもの
  ・砥石で研いだり、紙やすりで磨いたりして道具を手入れするということが一人前になる条件のように思われた
  ・物への道具の当て方を体で覚えていく
・身体環境を整えるという課題が昔はあった
 ・料理、服を作る、家の修理、子どものしつけや教育、病気の手当、ごみや排せつ物の処理、近所での諍いを収める、これらを自分たちの手で行っていた
・高度消費社会への移行の中で、自ら体で憶え、果たすのではなく、サービスを選ぶのが私たちのいとなみとなる
 ・金はかかるが“楽になった”
 ・そのぶん、わたしたちは無能力になっていった
 ・《いのちの世話》を自らの手で行う能力を失った
 ・「大人」と「子ども」の区別がつかなくなった
・トラブルが起こったとき、サービスが劣化したときにわたしたちにできることは何か?
 ・行政や企業の担当者にクレームをつけることだけ
 ・クレーマーは特別な人たちではなく、わたしたちは潜在的にみなクレーマーでしかいられない
 ・「われわれがもっと安心して“ぶら下がっていられるように”してくれないと困る」と文句をつけるだけ、というまったく受け身の要求
・成熟した市民であれば、クレームをつけると同時に、対案を示す
 ・サービス業務そのものを自分たちの手に引き戻す
 ・「あなたたちにはまかせられない。少々リスクはあってもこれからは自分たちで、地域で行う。その分の負担金は(行政や企業から)引き上げる」
(市民の無能力化)

『「大人」と「子ども」の区別がつかなくなった』
『クレーマーは特別な人たちではなく、わたしたちは潜在的にみなクレーマーでしかいられない』
耳が痛いですがそうだろうと思います。今の自分にはこれに対する理性的反論は難しいと感じています。
感情的反論(反応)ならいくらでもできいるかもしれませんが。(文字通りクレーマーとして)
しいていうなら、「人間は、遺伝・環境・偶然という外因の産物だからどうしようもねぇ」という感じでしょうか。

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