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観察日記1446
観察日記1446
おはようようございます。
『〈現実〉とは何か』をまとめ中です✋
■問いの順序の重要性
・マクロレベルに現われる「量子的な」構造について考える
◇「アンケート」という例
・アンケート調査は統計的な情報を得るために行われる(世論調査など)
・人間やその集団の意思という「直接見えないもの」の有する確率的な法則を見出すために行われる
・「同じさの設定」という問題は存在するが、それを定めれば、アンケートは強力な手段と言えるだろう
・アンケート調査で注意しなければならないことの一つが「質問の順番」
・前の質問に答えることが、後の質問の答え方に本質的な影響を与えてしまう(キャリーオーバー効果)
・アンケートの作成はこのような「歪み」を回避することに細心の注意を払う必要がある
・ここでの「歪み」
・調査の目的との関係で「歪み」と呼ばれるが、この例は人間の思考の基本的なあり方をよく表している
①「魚の例を出してください」→「ペットの例を出してください」
・この場合、魚の例としてマグロやタイと答える確率が高いだろう
②「ペットの例を出してください」→「魚の例を出してください」
・この場合、グッピーと答える確率が高くなったりする(グッピー効果)
・このような思考を、「選択肢の集合とそれに関する確率の重み」のペア(確率空間)で端的にモデル化しようとすると困難がある
・「魚といえば?」という質問に対する答えの選択肢が相手の心の中にあらかじめ存在し、その選択肢の重みも決まっていて、それをそのまま抽出するのがアンケートと考えるならば、問いの順序で答えの確率が変わるのは奇妙
・「選択肢の集合とそれに関する確率の重み」(確率空間)が「問いに先立って」安定的に存在する、という前提に問題がある
・問いは、確率空間の構造を変えることなく情報を取り出すものではない
・確率空間を「変形」、ときには「創造」しさえする
◇世論調査
・政治に精通している有権者がそれほど多いわけではない
・アンケート調査を通じてはじめて「真剣に考える」有権者も多数いる
・個々の質問の聞き方やその順序がきわめて強い影響を与えることになる
・各新聞社の結果がかなりズレているのもその要因が大きいだろう
・問いは一般に答えを「作り出す」のであり、「あらかじめあるものを取り出す」操作に終始するものではない
(科学的現実感との再接続)
ただいま、ためすぎた動画のアップロードに勤しんでいます(;'∀')
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