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観察日記695

観察日記695
おはようございます。
「はじめてのフッサール」を読書中です✋

・「感性的事物」の妥当(対象確信)の条件(『イデーン』より)
 ①対象が知覚表象として与えられる
  ・「顕在性、射影、地平」という構造をもって表象されてくる
 ②そのことで構成される「対象確信」が“連続的調和”を保ち続けている
・重要なのは、事態が本当にフッサールのいう通りかどうか、誰もが内省によって確認することができる、ということ
 ・これまでに出てきた、リンゴ、コーヒーの例を参照
・「対象確信」の条件と構造は、誰が内省しても、‘表現的な違いを別とすれば’、必ず同じものとして取り出せるはず(「本質構造」)
・もしそれが違うならどうなるか?
 ・ある人と別の人の確信構造が違う形をとる
 ・この両者は「世界の現実性と秩序」を共有していない
 ・この場合二人は異なった「世界」を生きている
・これは異様なことか?
 ・決してそうではない
 ・ふつうの人間と、例えば幼児や精神的な障害をもつ人では、「対象確信」の構造が明らかに異なる
 ・逆に言えば、ほとんどの人間が、感性的事物の「確信構造と条件」を共有している
 ・この「確信構造」の共通性こそが、自然科学の認識が広範な「客観性」をもつことの根拠
・人文科学においてなぜ自然科学のような認識の客観性が成立しないのか?
 ・人文科学の領域
  ・人間や社会の諸関係
  ・事柄の意味性と価値性
  ・言語や芸術の秩序
  ・歴史解釈など
 ・これらの「対象性」においては、その「対象確信」の構成の構造が、人、文化によってかなり大きなばらつき(多様性)がある
(あとがきにかえて-8)

〈読書中〉
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