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観察日記1260

観察日記1260
おはようございます。
『はじめての哲学史』まとめ中です✋

・ソシュール(1857-1913)
 ・言語を、物事に貼り付けられた名前のラベルのように考える、従来の常識的な言語観(名称目録間)を、はじめて疑う
 ・言語は一見事物に貼り付けられた名前のラベルにすぎないように思えるが、この考えでは、表現行為を含む言語の生き物のような不思議な性質をまったく説明できない
 ・ソシュールは、言語の本質を捉えるために、言語をいくつかの側面において二項に分ける
  ①シニフィアン(記号表現)-シニフィエ(記号内容)
  ②ラング(言語規則)-パロール(個々の発語)
  ③通時(ディアクロニー)-共時(シンクロニー)
  ④シンタグム(統辞)-パラディグム(範列)
■気まま生き物としての言語
・①シニフィアン(記号表現,SA)-シニフィエ(記号内容,SE)
 ・ソシュール言語学の最も重要な概念
 ・言語記号(シーニュ)は、記号表現(シニフィアン(SA)=文字や音の像のこと)と記号内容(シニフィエ(SE)=意味や概念のこと)という2つの側面をもつ
  ◇「りんご」という言葉(シーニュ)
   ・「RINGO」という音の像の契機(SA)と、「丸くて赤い果物としてのりんご」という意味の契機(SE)をもっている
 ・私たちは、「RINGO」という言葉を聞けば、「りんご」という意味を直ちに受け取る
  ・「かぼちゃ」と意識することなどない
 ・ふつうは言語において、SAとSEの結びつきは強力で、必然的なもののように見える
 ・しかし、果物としての「りんご」が「RINGO」という音(SA)で呼ばれるようになったことに特に根拠はない(恣意的(気まま)である)
 ・言葉は時代を経て、徐々に変化をする
  ・「あわれ」は、現代では悲しいや同情すべきという意味だが、かつては趣深いというニュアンス
  ・SAとSEの結びつき方がいつの間にか変わっている
 ・一見厳密で動かしがたいように見える言語のSAとSEの結びつきは、本質体には可変で恣意的なもの
(言語観のリセット・スイッチを押した人)

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