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エッセイはとつぜんに

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つれづれなるままに、ひぐらし、ではないが、ときたまPCにむかひて。役には立ちませんが、何の変哲もない日常を楽しめるようにはなるかもね。
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2019年1月の記事一覧

娘の検査入院の日に考えたこと

娘の検査入院の日に考えたこと

たくさんの同意書に、次から次へとサインをした。

医師は、ていねいに説明をしてくれたと思う。

“ほとんどのひとにとっては問題なく安全にできる検査です。それでもごくまれに、次のような重篤な症状があらわれたり、命にかかわる事態になることがあります。”

その「起こりうる事態」についても、語句の下にアンダーラインを引きながら、ひとつひとつきちんと説明してくれた。医師という立場上、毎日多くの患者と接して

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肉まんと酢醤油問題。

肉まんと酢醤油問題。

先日こんなツイートをした。

思いのほかみなさんから反応をいただいたので、おもしろいなあと思ってnoteに書いてみる。

ちなみに、あえて反応の一部だけを紹介すると、関東の方からは「そんなオプションが!」という反応があり、関西の方からは「辛子じゃないんですね!」という反応があり、九州の方からは「関東では酢醤油つけないんですね?!それにびっくり!」という反応があった。

気になってネットで検索してみ

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地方とSNS、そして自分の動きのコミカルさについての考察

地方とSNS、そして自分の動きのコミカルさについての考察

こんな話を書くつもりなんて微塵もなかったのに、今朝の仲高宏さんのnoteを拝読して、さらにはそのコメント欄に寄せられた(これまでお会いしたnoterさんからの)共感の数々に、まじかよわたしそんなに動きコミカルなのかよと恥ずかしさとともに自覚するにいたり、今この文章を書いている。

もういいよね、金曜日だし。今週はまじめなことを書きすぎて疲れたしね。

* * *

そう、昨日は関西から出張で福岡に

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その文章は正直か

その文章は正直か

作品づくりにおいてはいつも「真実は何か」を探っていくのだと、過去にテレビで宇多田ヒカルが言っていた。

そのドキュメンタリーでは、彼女が曲をつくる現場を密着取材していて、はじめて見るその制作風景はとても地道であった。

素人目線ではすでに完成度の高い曲ができあがっている、と感じるその段階からも、わずかな音の流れやリズムの入れ方、歌詞の一言一句を、いくどもいくども試行錯誤して、リミットぎりぎりまで苦

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つめこみ過ぎの日記

つめこみ過ぎの日記

いろんなことが一度に押し寄せすぎて、完全に消化不良を起こしている。

消化不良っていうとなんかね、たぶんわるいイメージがあるけどそうじゃないんだ。たぶん「不良」って字面がいけないんだな。よくない、って書くから。なんの話だっけ。

そう、たぶん消化不良にはふたつ種類がある。ひとつは自分の体調が悪くて、いつもの食べものを消化できないとき。これはたしかにあんまり気持ちのいいものではない。

でももうひと

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違うけど、あこがれるひと

違うけど、あこがれるひと

なつかしい、ひとから連絡がきた。

メッセンジャーの履歴をみたら、その前のやりとりは5年前だった。

でも、彼女との出会いはさらに5年前、今から10年以上前にさかのぼる。

そもそも彼女は、わたしの「クライアント」だったのだ。

* * *

彼女とわたしが出会ったのは、わたしが22歳のとき。

新卒で入った小さなPR会社で、彼女のいる会社の担当になったからだった。

4月1日に入社して右も左もわ

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ささやかすぎるけれど、一大事(娘のトイレデビュー記録)

ささやかすぎるけれど、一大事(娘のトイレデビュー記録)

今日はひたすら、娘のトイレデビューについて熱く語る。

いろいろダイレクトな表現で書くので、食事中の方や苦手な方はどうかスキップいただきたい。

* * *

月曜日、もうすぐ2歳になる娘が初めて、自宅のトイレに座って用を足すことに成功した。

ええ、いまさら?!と思われる方もいるかもしれないが、まあ時期は人それぞれ。ちなみに娘は、保育園の幼児専用便座では数ヵ月前から「ちゃんと座っておしっこできて

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意識的にストッパーをはずす

意識的にストッパーをはずす

新年の抱負というか、12月のnote酒場以降「次の1年は自分のなかでこれを合言葉にしよう」と思っていることがあって、それが「意識的にストッパーをはずす」というもの。

もう少しことばにすると「直感を優先して、意識的にストッパーをはずす」なんだけれど、「直感を優先」は「意識的にストッパーをはずす」ことに内包されていると思うので、省略。合言葉はたぶん、短いほうがいいよね。

やりたいことを、やりたい、

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気負わず、平常運転でまいりましょう

気負わず、平常運転でまいりましょう

“1月7日、ついに待ちに待った平日! 気合いいれていくぞー”。

年末年始は義実家にどっぷりとお世話になってオフラインを存分に満喫したから、きりよく月曜日からは仕事しよう、あれもやろう、これもやろうと、頭の中にはやりたいことがダバダバとあふれてむずむずしていた。

そんなわたしの思いを知ってか知らずか、1月7日の朝、娘はまた熱を出す。

その瞬間、わたしの意気込みや予定なんてものは簡単に崩れさる。

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