皮下脂肪ちゃん

生きるのが下手で、死んだと思ったら病室に居ました。

皮下脂肪ちゃん

生きるのが下手で、死んだと思ったら病室に居ました。

最近の記事

生きちゃった、という話

昨年11月の半ば、自宅アパートの窓から飛び降りた。 その前後の記憶がなくて、思い出そうとするとドラマやアニメのように頭が痛くなる。 死ねると思ったし、確かちゃんと頭からいったはず。だから確実に逝けると思った。 結果、脊髄損傷・下半身不随になった。 脊髄の周りの神経がズタズタに切れて、股関節から下の感覚が一切無い。 不幸中の幸いだ!とみんな言うけれど、一応上半身と両腕両手は動く。背中の半分は感覚が鈍いが。 しかし排泄すら感覚がなく、人の手を借りないと今のところできない

    • この1年間を振り返ったら全然何も成長していなかった話

      1年というのは本当にあっという間で、新卒で入社した会社を辞めてから先月で1年経っていた。 先日、久々にそのとき同じデスクで働いていた同期と会ったので、自分を振り返ろうとnoteを書いている。 いまし方、顎関節症がひどくて現在の会社に欠勤の連絡をしたところでもあるので。 まず半年くらいnoteを書かなかったのは、自分のことについて考えすぎると逆に精神が鬱屈してくる…という理由だった。 今日休んじゃったし、丁度いいよね。 私の友人たちは優しいので、noteの更新待ってるよ、

      • 知人に彼氏ができてしんどかった理由が分かった話

        このご時世なので、もうまる2年ほど行けていないのだが、私はスイーツバイキングで友人と「痩せたいね〜」とダイエットの話で盛り上がるあの矛盾した時間が大好きだ。 本当に食べ切れるの?というくらい並べられたスイーツ達。甘いものだけだと飽きるから、といってつい選んでしまうパスタやピザ。炭水化物ばかりとって、これじゃ一生痩せられないね!と笑い合う空間。あの矛盾に、心から安らぐときがある。 これはたぶんそういう話。 私はいわゆるセクシャルマイノリティに位置付けられる類の人間で、LG

        • 自分に合う仕事が分からない話

          TV番組で社会人マナー講師的な立ち位置の人が「自分にこの仕事が合わないと考えるのではなく、自分がその仕事に合わせるのが社会人なんです」と言っていた。 それを10数年前の夜に、祖母と談笑しながら流し見していた。そのせいで、どんな文脈でそのセリフが語られたのかは全く覚えていない。きっと働けない若者とか、当時ホットな話題だった、ニートという存在に言及していたものだろうとは思う。 まだ小学生だった私は、番組の中で語られるその言葉に、司会者や雛壇に座る芸能人たちが「全くその通り」と

        生きちゃった、という話

          甘いものを食べ続ければかわいくなれると思っていた話

          幼少期における、家庭での食生活および食事へのリテラシー形成は極めて重要だと思う。 今回は上記とあわせて、いかに私が昔から脳がお花で満ちていたかという話だ。 さて。世間一般の、超世俗的な美醜の判断を自分に当てはめたとき、一体どれくらいの人が自分を美しいと言えるだろうか。 私はというと、保育園の年長の頃には自分は「かわいくない」ということに気づいた。 なぜなら太っていたから。保育園の年長さんの頃にはたぶん体重が40kg近くあった。 もちろん自分の顔も昔から好きではなかったが

          甘いものを食べ続ければかわいくなれると思っていた話

          大森靖子の書く歌詞にしか住めない感情があるという話

          大森靖子さんが今日、セルフカバーアルバム"PERSONA #1"をリリースしたので、タイミング的に良いなぁと思って今日は大森靖子さんへの感謝のnoteです。 私は大森靖子の書く、曲と歌詞が大好きだ。 私の中で「あぁ自分のことを歌ってるかも」と思える作詞をしていらっしゃるのが、つんく♂と大森靖子なのだ。あえて敬称は省く。私の中で松尾芭蕉的な、偉人をフルネームで呼ぶ感覚に近いので。 中学生の頃、同世代の友達がJulietとかSCANDALで涙を流したり。 高校生の頃、同世代の

          大森靖子の書く歌詞にしか住めない感情があるという話

          人間関係構築大臣の仕事を、高頻度でおじゃんにしちゃう話

          私、たぶん友達は多い方で。付き合いが長い子だと小学生の頃から仲が良い子もいます。(入籍おめでとう、らぶだよ。) そしてみんな、ありがたいことにとっても優しい。このコロナ禍の世に、ちょこちょこ連絡を取り合っては、3人くらいで集まってご飯行ったり。誰かの家でNetflixを観たり。 もちろん、緊急事態宣言下では、人と会う事も控えていましたけど。 それにちょうどその辺りで、私が仕事関係から精神を病んでしまって。それを心配してくれた人が多かったんです。 そんな優しいお友達がいて、

          人間関係構築大臣の仕事を、高頻度でおじゃんにしちゃう話

          大きくなったらプリキュアになれると思ってた話

          みなさんは、プリキュアを見たことがあるだろうか。 私はある。 プリキュアが大好きだ。 どれぐらい好きかというと、大学の卒論もプリキュアをテーマに書くぐらい好きだ。どのシリーズもほとんどの話でうるうるするか、泣く。 では、質問を変えよう。 皆さんプリキュアになれると、選ばれると思ったことはあるだろうか。 私はある。 高校卒業する手前くらいまでわりと本気で思っていた。 小学校1年生の冬。2年生への進級を控え、みんな、ほんの少し大人になれる気がしてソワソワしていた。人に

          大きくなったらプリキュアになれると思ってた話