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#43 「ブロッコリー」のガチ解説

今日は「ブロッコリー」について、ガチ解説してみようと思います。

○「ブロッコリー」の基礎知識

みなさんお馴染みの「ブロッコリー」ですが、実はキャベツの仲間で、原産地はキャベツと同じ地中海沿岸です。

キャベツの原種が交雑を繰り返すうちに、やがて「ブロッコリー」へと発達したと考えられています。

古代ローマ時代には、すでに食べられていたとされているため、かなり前から誕生していた食材ということになります。

「ブロッコリー」の栽培が盛んになったのは15〜16世紀ごろ。

イタリアからヨーロッパに普及したのは、17世紀頃と言われています。

日本に普及したのは明治時代ですが、当時はあまり普及することがなく、その後の第二次世界大戦後になってようやく栽培が盛んになり始めました。

「ブロッコリー」には、小さな緑色の粒々がたくさんありますが、あれは一つ一つが小さな蕾で、それらが集まったものを「花蕾(からい)」と呼ぶそうです。

そのため、「ブロッコリー」を収穫せずに放置しておくと、黄色い花が咲きます。

ちなみに、日本で最も「ブロッコリー」が栽培されている地域は、北海道で年間2万5000トンもの量が収穫されているそうです。(※2017年データ)

2位は埼玉県で1万3100トン、3位は愛知県で1万2900トンと、非常に多く栽培されていることがわかります。

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さらに、海外からも輸入していて、アメリカ産が輸入先の約80%を占めていて、1万4700トン程度を約36億7044万円というお金を払って輸入しています。(※2017年データ)

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「ブロッコリー」と似た食材である「カリフラワー」は、「ブロッコリー」と同じでキャベツの仲間であり、野生の「ブロッコリー」の花蕾が肥大したものが、「ブロッコリー」となり、「ブロッコリー」が突然変異し、さらに品種改良されたものが「カリフラワー」だと言われています。

実は「ブロッコリー」よりも「カリフラワー」の方が日本に普及したのは早く、明治初期には普及が始まったそうです。

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○「ブロッコリー」の栄養価

次に栄養価についてみてみましょう。

「ブロッコリー」に含まれる栄養価は、

『ビタミンC』

『葉酸』

『ビタミンK』

『ビタミンE』

『スルフォラファン』

などが有名です。

他にも、ナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル分も含まれています。

特に『ビタミンC』は非常に豊富に含まれています。

生の「ブロッコリー」100gあたりの量で見ると、120mgも含まれています。

これはレモンに含まれる『ビタミンC』の量よりも多いため(レモンは100gあたり100mgの『ビタミンC』が含まれています)、食べる量からすると非常に有効です。

『ビタミンC』は、疲労回復に作用したり、風邪などの予防をする免疫機能に作用したり、がん予防や老化予防(抗酸化作用)などの良い効果があります。

ただし、注意点として『ビタミンC』は、水溶性です。

つまり、”水”に非常に溶け出しやすいため、長時間水につけたり、茹でて調理してしまったりすると、『ビタミンC』が流れ出てしまい、含有量が少ない状態になってしまいます。

『ビタミンC』を効率よく摂取するのであれば、スープなどにして流れ出た『ビタミンC』を一緒に取れるようにしたり、電子レンジで加熱したり、蒸したりする方法で、摂取することをおすすめします。

また、『葉酸』はDNAの合成や調整に深く関わっていたり、正常な細胞の増殖を助ける働きがあります。『葉酸』が不足すると、舌炎や精神神経異常が起こります。

さらに、『スルフォラファン』という成分は、貝割れ大根のような「ブロッコリー」の新芽(芽が出て1週間程度)である「ブロッコリースプラウト」に含まれるもので、がん予防の効果が非常に高いことが近年の研究で発表されています。


○「ブロッコリー」を選ぶ時の注意点

まずは「ブロッコリー」の旬がいつなのかを知りましょう。

「ブロッコリー」はスーパーに年中おいてあるため、旬がいつかわからないという人もいると思います。

輸入される分があるため、常に売られている印象がありますが、実は「ブロッコリー」の旬は、11月頃から3月頃までと言われています。

日本で栽培されている「ブロッコリー」に関しては、寒くなる時期に作られるため虫などがあまりいない時期なので、農薬などをあまり使わずに栽培できるため、体への害は比較的少ないと言えると思います。

逆に気をつけなければならないのは、海外産のものと、国内産でも春に種を撒き、夏に収穫される「ブロッコリー」です。

海外産のものは、農薬等の制限は日本よりも厳しい基準があるため、心配することはありませんが、遺伝子組み換え等の品種改良を行っている可能性も考えられるため、全く安全というわけには行きません。

また、逆に春に種を撒き、夏に収穫した国内産のものは、青虫などの害虫対策で農薬をガンガン使っているところもあります。

日本=健康大国という印象がありますが、実は農薬等の制限は海外と比べて非常にゆるい、曖昧な部分があるため、”国内産”という言葉は健康そうなイメージを持ちますが、そうではないということに気づき騙されないように注意する必要があります。

(※「ブロッコリー」とは関係ありませんが、日本のお茶は、海外で売られる際、農薬等が使われていることから”農薬水”などと呼ばれたり、販売されたりすることもあるそうです。それだけ、日本の健康に関する基準が緩いということがわかります。)

◯まとめ

今回「ブロッコリー」について、解説をしてみました。

栄養価を見ても非常に優秀な食材であることに間違いはありません。

『ビタミンC』は、体内で貯蔵することができない栄養素になりますので、

フルーツなどからの摂取ももちろん良いと思いますが、1日の食事うち、1回でも良いので、「ブロッコリー」を食べるように心がけてみてはいかがでしょうか?


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