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エッセイ

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2019年2月の記事一覧

にゃんにゃんデビューしました

過去に自分が書いた文章を読み返した。
まじめだな〜という印象。
ストレートで素直、そして、熱い、、、。

ふつふつと煮えたぎる熱血な自分の性格が、文章にもくっきりと現れていた。それが自分の性格ということは長年の人生経験からよく知っていたけど、これではもしかしたら読む人にとってはとっつきにくいのかもしれない、と思ってしまった。
せっかく読んでくれる可能性があった人も、このとっつきにくさのせいで離れて

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竹下通り〜表参道〜キャットストリートの洗礼

竹下通り〜表参道〜キャットストリートの洗礼

JR原宿駅の改札を抜けて、若干年齢層の低い人混みに揉まれながら竹下通りを歩く。大通りに出ると車線に沿って右に曲がり、表参道に出る。カップルや外国人やコスプレイヤーたちと一緒に信号を渡った後、都会的なウィンドウショッピングを楽しむ。キディランドの横を曲がってお洒落なキャットストリートを進む。そのまま渋谷駅を目指して歩く。

『東京という街を浴びるための散歩道→目当ての買い物をするための散歩道→ストレ

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セキセイインコと和解した話

セキセイインコと和解した話

私が人生で最初に"魂"の存在を感じたのは、小学1年生の時。
私が生まれる前から両親が飼っていた、一羽のセキセイインコが亡くなったときだ。

私はインコのぴーちゃんに嫉妬されていた。
私が生まれる前、家族の主役はぴーちゃんだった。首元まで鮮やかな青色をしたオパーリンの女の子。鳥好きの父と笑い上戸の母の間で愛されて、きっと幸福だっただろう。
でも、私が誕生した途端、2人の関心はぴーちゃんではなく私

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今日も食べる。明日も食べる。

今日も食べる。明日も食べる。

「本当に美味しそうに食べるね」

付き合ってる人に言われて思いがけなかった言葉である。
私って、美味しそうに食べてるのか?

思い出した記憶があった。小学生の頃、給食の時間に友達に言われたのだ。

「麻衣ちゃんってたべるとき目をつむるよね。あじわってたべてるの?笑」

目を瞑っているなんて完全に無自覚だった私は、愕然とした。なぜか目を瞑りながら満面の笑みで頬張る彦摩呂さんが脳内再生され、私は急に

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