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ゲーム業界志望者の不合格理由2023③

ゲーム業界志望者の不合格理由2023③
-アーティスト編-

シリーズ3回目となる今回はアーティスト編ということになります。

まずは上記の動画を観ていただけると助かります。弊社のアートセクションのマネージャーがアーティストの採用について詳しく解説しています。

募集している職種の説明だけでなく、合格した人間のポートフォリオを公開しながら「どういった部分が合格ポイントになったか?」という点も説明してくれています。

ポートフォリオは2022年にサイバーコネクトツーに入社した(合格した)アーティストの作品です。(複数名)

ポートフォリオだけでなくモーションやエフェクトの動画、2Dイラストまでしっかりと紹介しつつ同じく合格に至った評価ポイントを解説していますので非常に勉強になるかと思います。

また『求める人物像』のパートでは「どういう姿勢や性格の持ち主が評価が高く採用されやすい傾向にあるか」ということを赤裸々に7項目にわたって解説していますので、これもまた勉強になると思います。

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サイバーコネクトツーはやはり会社の印象が「グラフィックが強い」と思われているせいか、全ての応募職種の中でアーティストの作品応募が最も多いという傾向があります。

2022年の1年間での応募総数739点の中でアーティストの応募が400点と実に半数以上の応募がアーティスト志望という結果になっています。

そしてその合格率は3%(400名の中で合格した人数は12名)というこれまたなかなか厳しい結果が出ています。

詳しくは第一回の記事を参照ください。

それにしても合格率が低いです。低すぎます。

「これをなんとかしたい!」と思ってこのシリーズ記事を執筆していますので、今回もゲーム業界(並びに弊社)のアーティスト志望者の合格率を少しでも上げるために『不合格理由』から学んでいただきたいと思います。

今回も赤裸々にいきましょう!不合格理由は8つあります。

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不合格理由①クオリティが低い

ハッキリ言って身も蓋も無いですがご容赦ください。それぐらい合格者と不合格者の応募作品には如実にクオリティ差が出ています。

先に伝えておくと、まず超絶クオリティは求めてません。普通でいいです。普通に作れていればもう合格です。

感覚で言うと70点の作品じゃなくてもいい。50点でもOKです。

けどやっぱり5点とか10点の作品には合格は出せません。

では5点とか10点の作品のレベルってどれくらいのものかわかりますか?

生まれて初めて作った作品がソレなんですよ。

それくらいほとんどの応募者が初めて作った作品を送って来られます。

というか、なんで初めて作った作品で合格できると思ったんでしょうか。

けど何故か不思議なくらいほとんどの応募者が『初めて作った作品を応募してくる』のです。

応募総数のおよそ半分以上がソレです。だから不合格になるのです。

作品というのは繰り返し作ることで上手くなります。絶対に。

しっかりと研鑽していけば必ず評価される作品にはなりますので。

それくらいになるまでは作り続けてください。

「どのレベルなら合格できる?」かは上の動画で確認してくださいね。

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不合格理由②チュートリアル作品で応募する

これは単純に各種CG制作ツール(DCCツール)のチュートリアルで作ったものを作品として送ってくるパターンです。

チュートリアルはあくまでチュートリアルなので、それを「自分で制作した作品です」と言うのはおこがましいですよ。

特にエフェクト志望者の人で、ツール機能でパーティクルを表示してそれを動画にして「エフェクト志望です」はあまりにも乱暴です。

それはエフェクトとは言えません。

というか、なぜ『炎』とか『雷』とか『氷』などのエフェクトを作らないんでしょうか。(斬撃とかヒットエフェクトとかでもOK)

あと、(応募作品として)凄く多いのが『魔法陣』ですね。

なんか地面に魔法陣が表示されてクルクル回ってるだけのやつ。

もう魔法陣を表示してエフェクトって言い張るのやめにしましょう。

例えば『Fate』系の「魔法陣の表示展開から光の剣が大量射出される」などのエフェクトも完コピして作って来られれば評価しますよ。

それも訓練ですから。

けど「(魔法陣を表示して)エフェクト作りました」って言うのはもう禁止にしましょう!絶対に不合格なので。

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不合格理由③何の目標設定も感じない

「コレって何がしたくて作ったんですか?」と思われてしまったらもうオシマイですよね。

けど、そういった応募作品が物凄く多いです。

「なんだ、これ?作ってる途中のモノを送ってきた?」と感じる程に、制作している作品に全くのビジョンというかゴールを感じません。

恐らくは「特になにも決めずになんとなく作ったから」なのでしょう。

そんな作品が合格できるはずがありません。

ちゃんと目標設定をしてからそれを目指して作品は作るようにしましょう!

(当たり前の事をわざわざ言葉にしていますよ)

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不合格理由④作品数が少なすぎる

だいたい不出来な作品は、それまでに作ってきた作品点数が少ないです。

全然、数をこなしていないです。

なんなら(やっぱり)「初めて作りました」って言いながら送って来られたりします。

その「初めて」を繰り返して数百回やってくれればいいのですが、文字通り「最初の一回」で作ったモノを送ってこられても絶対に合格できるわけがありませんよ、絶対にショボいですから。

あと「授業で作りました」という作品を応募してくるのはやめましょうか。

授業はあくまで授業ですよ。習うためのチュートリアルなんです。

応募してきて欲しいのは『作品』なのですよ。

自分で考えて「こういうのが好き・やりたい・作りたい」というメッセージが伝わる作品を作ってから応募してくださいね。

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不合格理由⑤履歴書でも落ちる

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