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前橋ポエトリーフェスティバル2024
ポエトリーリーディングin前橋文学館 朗読詩
『うみかぜ』
もう二度とここに戻らぬ海鳥へ あなたは私になれると思う
藍色をかきわけて
ひんやりとした彼女の皮膚に触れたとき、
ここで おわりだ と思った
呼吸音、それだけが私たちにしがみついているもので
どうしようもなく、ここにいることだけを
掴んだロープをたぐって
教えられている
波止場で見た征服の少女は
そのまま海に飛び込んで
飛び込ん
芽部presents in 前橋桑町会館「こえ、おと、ことば。」
2024年3月23日(土)前橋桑町会館にて開催
朗読させていただいた作品『落雷はすべてキス』より3篇ほど
俳句
人の漕ぐボート見守る君子蘭
雪名残 背中押してる浅間山
ひかり
どこにも居場所がないような気がして早く寝る今日の泡沫は
ブルーライトの向こう側に吸い込まれて
全部善悪でしか測られないから
私は不愉快にしかなれなくてごめんねって思うの。
明後日の方向を向いたまま
私に話しかける
芽部presents 新春オープンマイクin前橋まちなかサロン「こえ、おと、ことば。」
朗読した作品一覧無題1
どこにも居場所がないような気がして早く寝る今日の泡沫はブルーライトの向こう側に吸い込まれて全部善悪でしか測られないから私は不愉快にしかなれなくてごめんねって思うの。明後日の方向を向いたまま私に話しかける君がずっとずっと遠くなっていく夢を見るんだよ。蜃気楼に吸い込まれてゆく小鳥たち。ひとりでに走り出すベビーカーが正義を物語っているなら私はもうここに居られないね。グリッターが
芽部presents オープンマイクin前橋まちなかサロン「こえ、おと、ことば。」
朗読した作品一覧※既出の他作の文章、詳細な内容につきましては、掲載された本や歌をご自身でご確認ください。
夢やうつつ
-『死んでしまう系のぼくらに』最果タヒ より
夜、山茶花梅雨
-『死んでしまう系のぼくらに』最果タヒ より
ぼくの装置
-『死んでしまう系のぼくらに』最果タヒ より
無題
文学みたいだねって笑って蹴飛ばしたあの歌の意味を私はわからないまま生きている。理由も分からず何も考え
まえばし詩学校第11期を終えて
まえばし詩学校第11期「あなたと私を知る短歌」
私は、短歌を、創作活動を、人と関わるためにやってるんじゃないかと最近よく思う。そんな感覚をちゃんと自分以外と確認した上で、新しい関わりかたと楽しみ方を掴んだような日のことをとてもありがたいと思う。
まえばし詩学校第11期の講師として「あなたと私を知る短歌」をテーマに講座を持たせていただきました。大学の文芸研究部で短歌の企画を行う中、部内で短歌
まえばし詩学校12月 短歌
まえばし詩学校12月「この日々であなたの言いたかったことを三十一文字(みそひともじ)であらわしなさい」