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ぴんぽんまむ。です

はじめましての人ははじめまして。 ぴんぽんまむ。です。 大学の文芸研究部に所属したり、芽部主催のイベントに参加したりして、短歌をメインに創作しつつ、詩の朗読にも出演しております。 短歌の投稿と、詩学校の作品置き場と、その他諸々で使っていけたらと思います。 よろしくお願いします。 ぴんぽんまむ。 出演・参加 2022年12月10日・24日 まえばし詩学校第3期「この日々であなたの言いたかったことを三十一文字で表しなさい」 参加 2023年2月4日・11日 まえばし詩

    • 前橋ポエトリーフェスティバル2024

      ポエトリーリーディングin前橋文学館 朗読詩  『うみかぜ』 もう二度とここに戻らぬ海鳥へ あなたは私になれると思う 藍色をかきわけて ひんやりとした彼女の皮膚に触れたとき、 ここで おわりだ と思った 呼吸音、それだけが私たちにしがみついているもので どうしようもなく、ここにいることだけを 掴んだロープをたぐって 教えられている 波止場で見た征服の少女は そのまま海に飛び込んで 飛び込んで 飛び込んで 飛び込んで どうしようもなくただ並んだ靴 ただ吊り下げられて

      • 芽部presents in 前橋桑町会館「こえ、おと、ことば。」

        2024年3月23日(土)前橋桑町会館にて開催 朗読させていただいた作品『落雷はすべてキス』より3篇ほど 俳句 人の漕ぐボート見守る君子蘭 雪名残 背中押してる浅間山 ひかり どこにも居場所がないような気がして早く寝る今日の泡沫は ブルーライトの向こう側に吸い込まれて 全部善悪でしか測られないから 私は不愉快にしかなれなくてごめんねって思うの。 明後日の方向を向いたまま 私に話しかける君が ずっとずっと遠くなっていく夢を見るんだよ。 蜃気楼に吸い込まれてゆく小鳥た

        • 芽部presents 新春オープンマイクin前橋まちなかサロン「こえ、おと、ことば。」

          朗読した作品一覧無題1 どこにも居場所がないような気がして早く寝る今日の泡沫はブルーライトの向こう側に吸い込まれて全部善悪でしか測られないから私は不愉快にしかなれなくてごめんねって思うの。明後日の方向を向いたまま私に話しかける君がずっとずっと遠くなっていく夢を見るんだよ。蜃気楼に吸い込まれてゆく小鳥たち。ひとりでに走り出すベビーカーが正義を物語っているなら私はもうここに居られないね。グリッターがきらめくまぶたが脳裏に焼き付いて、でもそんなことは言ったら不敬だから、不謹慎だか

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          芽部presents オープンマイクin前橋まちなかサロン「こえ、おと、ことば。」

          朗読した作品一覧※既出の他作の文章、詳細な内容につきましては、掲載された本や歌をご自身でご確認ください。 夢やうつつ -『死んでしまう系のぼくらに』最果タヒ より 夜、山茶花梅雨 -『死んでしまう系のぼくらに』最果タヒ より ぼくの装置 -『死んでしまう系のぼくらに』最果タヒ より 無題 文学みたいだねって笑って蹴飛ばしたあの歌の意味を私はわからないまま生きている。理由も分からず何も考えず毎日聞いている。 今日。やっと今日、その詩の価値がわかった。 イチゴパフェ

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          まえばし詩学校第11期を終えて

          まえばし詩学校第11期「あなたと私を知る短歌」  私は、短歌を、創作活動を、人と関わるためにやってるんじゃないかと最近よく思う。そんな感覚をちゃんと自分以外と確認した上で、新しい関わりかたと楽しみ方を掴んだような日のことをとてもありがたいと思う。  まえばし詩学校第11期の講師として「あなたと私を知る短歌」をテーマに講座を持たせていただきました。大学の文芸研究部で短歌の企画を行う中、部内で短歌について話したり講座を持つ機会はありましたが、学外・部の外でこのような機会を持つ

          まえばし詩学校第11期を終えて

          まえばし詩学校6月・7月

          まえばし詩学校6月・7月「どうして表現をするのですか?」 6月は雨 投稿に添えて あとがきをつけることは蛇足だと知りつつ、思いがあり短歌を残したことを伝えたく、記します。 ニュースで予告されていた台風と同じタイミングで地元に帰った6月2日。翌日は就職活動のラストを飾る最終面接があったための帰省でした。面接日の6月3日は記録的大雨の予報。その通り、6月3日は水面スレスレを走る電車に乗って面接から帰りました。ニュースでは濁流に飲まれる地元の景色を画面越しに見つめる日でした

          まえばし詩学校6月・7月

          まえばし詩学校4月

          まえばし詩学校4月「エッセイ入門~私というフィクション」 進級と推敲「結局さ、この『聞く』ってのはさ、お客さんの話に応じたときの『きく』だよね?英語で言う『hear』だから、ここの『きく』は『聴く』なんじゃないかな?」 「たしかに……そんな気がしてきました。」  毎月10日に画面にかじりついて予約する大学の就活相談は身になると言いつつも、やっぱり社会ってちょっと変だなとか思う。今日もまた、エントリーシートの『きく』を『聴く』に統一することで、人の話を意識的に聞いて応じたこ

          まえばし詩学校4月

          まえばし詩学校3月

          まえばし詩学校3月「シュルレアリスム入門~自動記述(オートマティスム)と稲妻たちの夜」 無題明日があるために泣いています。 私の手のひらは咲いています。 しらたきの付箋。 人が歩いている付箋。 明日への汽船。 くるくる回る汽車がわたしの足をすくって鳴いています。 開いている音が空気になって飛び出していく、いつも人が歩くポーチ。 人が結ぶエアコン。 手紙は今日も白鳥がどこかへ吸い込んでいる。 菜の花のニョッキ。 明日へのマーチ。 スープはどこにもないから吸い込むハサミ。 ある

          まえばし詩学校3月

          まえばし詩学校2月

          まえばし詩学校2月「声に出して読むための詩の書き方~黙読のための詩との違い」 会話1がちゃり こんにちは はい、こんにちは まず、自己紹介を では、私のことを では、自分のことを では、僕のことを ありがとうございます ありがとうございます では、頑張ったことを はい、アルバイトです はい、ダイナマイトです はい、さつまいもです ありがとうございます ありがとうございます 次に大変だったことを そうですね、部活ですかね ええと、恐喝ですかね では、少し考えてもいいです

          まえばし詩学校2月

          まえばし詩学校12月 短歌

          まえばし詩学校12月「この日々であなたの言いたかったことを三十一文字(みそひともじ)であらわしなさい」

          まえばし詩学校12月 短歌