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ごご茶
2022年8月20日 01:15
地を這っていたい私に「どうして飛ばないの?空はこんなに素敵なのに!」と無邪気に笑いかける圧倒的に正しい者たちの声その声が煩すぎて私は地に潜ってしまいたくなるのです失敗者の叫びなんて誰も聞いちゃいない愛を教わらなかった子供が生み出せるのはせいぜい愛もどき他人を羨んで腹を立てたりしないけど他人を羨んでるんだろうな、と思われていることに腹が立つのです私でごめんなさい
2022年8月20日 01:02
そのまままつげまつげはくるんと上向きがいいなんて誰が言い出したのだろう毎朝ビューラーで必死にはさんで上げる私のまつ毛はそれでも夜には必ず下を向いてるというのに下を向きたい、とこんなにも主張しているのに!今朝は下向きのまつ毛にそのままマスカラを塗ったなんだフツーにかわいいじゃないか今までごめんね☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆あるよ「翼があればよかっ
2022年8月15日 22:22
良い大人であろうとしたけれど私の中のダメな子どもがひょいと顔を出した片付けても片付けても僕以外のところから次々ゴミが湧いてきてもうどうしようもなく全てが虚しくなったんだ家族団欒を否応なく見せつける盆と正月が大嫌いだった鳴かぬならいらないホトトギス糸はプツンとわかりやすい音を立てて切れたりしない気付いた時にはもうなくなってるんだケガがきちんと治るまでキズパワー
2022年3月28日 23:21
高校生活最後の文化祭。俺はベタながらお化け屋敷をやりたかった。男子はほとんど俺の味方をしてくれたけど、女子の大半が「メイドカフェをやりたい」と譲らない。「文化祭と言ったらお化け屋敷だろ!」「そんな暗いしキモチワルイの絶対イヤ!」「メイドカフェ、一回くらいやってみたいし!」「そんなもん女子しか盛り上がんねーだろ!」意見は平行線で、出し物は永遠に決まらず、明日、改めて仕切り直すことになっ
2021年12月31日 01:32
夢の中で私は、目の前にいる私好みのイケメンにくどくど持論を語っていた。リアルでやったら絶対ウザがられるやつ…と思いながらも言葉は口から次々飛び出した。夢なんだから別にいいやと考えていた。イケメンもウザい顔ひとつせず笑顔でウンウンと聞いてくれている_____*****転校してもずっと続く友情とか休んだら心配してくれるクラスメイトとかいじめられたら庇ってくれるヒーローとか高めあえるライバ
2022年1月12日 08:22
寒い寒い寒い!膝掛けをして背中とお腹にカイロを貼っても意味がない。真冬の教室は凍てつく寒さだ。「その膝掛け百均のでしょ?」隣の席のキザ山がめざとく見つけて声をかけてくる。「…だからなんなのよ」「百均の膝掛けってペラッペラだから全然あったかくないんだよね」知った風な口を聞かれてイラっとしたけれど…それは図星だった。「うっさいな、あんたに関係ないじゃん」「俺のダウンさ、いいヤツだか