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振り返り日記: 2024.07.09 ニューヨエコファンミーティング2024 in Tokyoに行ったこと
先日表題のイベントに参加していました。ヨエコさんはかつて倉橋ヨエコという名義で活動していて、15年前に活動を廃業した後、今年になって活動を再開されたシンガーソングライターの方です。このイベントの前に春頃に「プロローグ篇」という同様のイベントを吉祥寺スターパインズカフェで行っており、私はそれには行っていません。そちらも今回も前半トークショー、後半ライブショーという構成です。
先に白状しておくと私
阿部芙蓉美の歌詞の良さについて(音についても少し)
急速に阿部芙蓉美にのめり込んでいた。
歌詞がいい、とだけツイートしたあと、その良さについてもうちょっとだけなにか書きたくなった。長くはないけれど。なお考察や批評のつもりではないので、いちいち「私の解釈ではこうである」とか「これこれこのような理由で良い」とは付け足さない。
歌詞について自分で書く前にまずは阿部芙蓉美自身によるセルフライナーノーツを引くのがよさそうだ。
「傷だらけでボロボロ」の
映画をあまり観ない人によるオールタイムベスト
私はこれまでの人生でリソースの振り向け先として映画を選択してこなかったので、シネフィルはもとよりライト層の人と比べても観ている本数が極端に少ないと思う。映画好きな人の書き物を読むと映画の観方とか分解能の上げ方(さりげなく撮られたように見えるカットの性質や機能のとらえ方だとか)とかをよく心得ていて、私もそのように映画を観る目が欲しいと羨ましくなる。
ところで映画をあまり観ないメリットの1つはオール
日記: 2024.05.21 L'Rain(ラ・レイン/ロレイン)、女性ソロアイドル
L'Rain(ラ・レイン/ロレイン)初日の評判が妙によさげだったので、これは確認しておきたいと思って当日(2デイズの2日目)になって1stを予約した。その段階で全席種「〇=余裕あり」だったし、実際取れたのも大変よい位置の席だった。
SNSでは客入りが少ないことを嘆く声があったんだけど、これに限らず来日アーティストの客入りが低迷する(正確に言うと大型フェスか、単独なら一部のアーティスト――例えば
日記: 2024.4.13 KNOCKOUT FESに行く
4月13日に下北沢のサーキットフェスであるKNOCKOUT FESを観に行った。この日どうするかについては他にもいくつかの選択肢があった。
同じくサーキットフェスであるSYNCHRONICITY'24の1日目に行く
家でYouTubeでCoachellaを観る
自分のことをする
Coachellaはリアルタイムじゃなくても観られるらしいからTLで話題になってたのだけ観ればいいか、というこ
クジ引きのケーススタディ
たまたまクジ引きの当選確率について計算する必要があったので、そのメモです。
検討する事例この記事では次のような設定のクジ引きを考えます。
A賞からG賞まで次の確率で当選し、それ以外(ハズレ)はない。ただしA賞の当選上限は25点である。A賞以外には景品の在庫に上限はない。C賞からG賞までは賞の中でもそれぞれ5種類の景品があり、どれが当たるかは決まっていない(それぞれの賞の中で等確率とする)。
伊福部昭の『音楽入門』を読む
記事の概要
伊福部昭を端的に紹介するとゴジラのあの曲を作曲した人で、クラシックの分野の作曲家です。その伊福部が一般向けに著した『音楽入門』 (1951)という本の内容を紹介しつつ、現代のリスナーとしての立場からいくらか余計なことを付け加えるのがこの記事です(その付け足しについては小見出しに*を付けることで区別しますのでお前の語りに興味はないという人は読み飛ばすことができます)。
*『音楽入門
90年代細野晴臣ワークス10選
序これは糸井重里のウェブサイトで80年代の細野さんを褒めたりないという企画が組まれたときに条件反射でしてしまったツイート(エアリプ)だが、実際のところ90年代の細野さんはざっくりと「アンビエント期」と括られることが多く(実際のアンビエント期は80年代のMonad Recordsからのリリースから始まっていると見做すべきだろうが)「陸に戻ってきた」以降と比べてもあまり顧みられることがないように思う