見出し画像

日記: 2024.4.13 KNOCKOUT FESに行く


4月13日に下北沢のサーキットフェスであるKNOCKOUT FESを観に行った。この日どうするかについては他にもいくつかの選択肢があった。

  • 同じくサーキットフェスであるSYNCHRONICITY'24の1日目に行く

  • 家でYouTubeでCoachellaを観る

  • 自分のことをする

Coachellaはリアルタイムじゃなくても観られるらしいからTLで話題になってたのだけ観ればいいか、ということで除外した。

SYNCHRONICITY一日目については直前まで悩んでおり、というのはそちらには目当てにできる出演者は沢山いるのだけど体は1つしか無いので、むしろあれもこれも観れないということになる。そして目当てにできる人はこの間観たか、今度観に行く人たちだったりする。考えを変えて気になっていたけど観たことのないアーティストの開拓のために行くというのもアリだが、そういう使い方をするにしてはチケットが高い。最後まで悩んだけど当日券を出さないという情報があったので(後で知ったが結局出たらしい)KNOCKOUT FESの方で観たことがない人たちを中心に観ることにした。

ラインナップこんな感じなのだが、これを読んでわあ、あれもこれも観たくて困る!というのはかなりの上級者ではないかと思う。アーティストの紹介文もなく、Xのアカウントへのリンクがあるだけなのでほぼ名前とアー写で判断するしかない。そんな中で色々理由をつけて選んで観て回った。なお結局起きてからダラダラしてしまい、15時頃に着いて当日券を買った。もし最初からいたらMellow Youth、wagamama、omeme tentenも回ったと思う。Mellow Youthは以前応援していてもう解散してしまったガールズグループの対バン相手として一度観たことがあった。

フジタ カコ

名前を聞いたことがあるような気もするが気のせいかもしれない、くらいの決め手で選んだ。本人のエレキギターとベース、ドラムスのスリーピース編成でストレートで力強いロックを聴く。あーライブに来たって感じがした。

終わらないで、夜

ERAではずっとアイドルグループのステージをやっていたのでちょっと観てみようと思って行った。トラックがすごくいい曲があり、"楽曲派"っぽい感じ。

かんのじゅリ。

ピアノ弾き語りのスタイルの人。すごくかぼそい声でサウンドチェックのやり取りをしていて、しっとり系かと思ったら、本編の最初の曲ですごいグルーヴィーなのをかまして来たのでびっくりした。そのあとは割としっとり系だったが、曲と詞がよかったし、他にも観客にキーワードを3つ言わせて即興で曲を歌うというようなエンターテイニングなこともしていた。

この人は今日の収穫というか、初見でかなり好きになった気がする。グルーヴィーなやつの引き出しがもっとあるなら聴いてみたい。バンドを辞めてソロになって1年くらいだと言っていた。

ところで歌手が歌の終わりに「ありがとう」とか「サンキュー」とかいう人の場合、その言い方にもそれぞれ個性があるのだが、この人の場合「全然聴こえない」というところが特徴である。いまの発声どうやってマイクすりぬけたの?って思った。

上野大樹

この人のことは名前と2曲だけ知っていた。というのは、以前応援していてもう解散してしまったガールズグループのメンバーが、解散後にインスタライブ配信でカバーしていたからだ。確か「て」と「ラブソング」をカバーしていたと思うが、その2曲は今日も歌ったので代表作ということなんだろう。私がその「ラブソング」のカバーを最初に聴いたとき「タイトルと歌詞と曲調がそれぞれ不一致なところが印象的だ」というような感想をコメントしたと思う。「ラブソング」という曲名から想像するのとは違う、亡くなった人の歌で、一方メロディーはどことなくフォーキーな感じなのだ。

この人は勝手にもっと年長の人だと思っていた(本人歌唱を聴いたことがなく、曲だけから想像していたから)のがそうでもなくて意外だった。観客も若く、女性が多かった。あと今日見た中で一番人が入っていた。ギター弾き語りだったが、1曲だけアッパーな曲をギターアレンジにせずにほぼオケで歌っていたのが弾き語りスタイルの人としてはちょっと珍しく感じた。

mekakushe

今日唯一初見でない、というか何度も見ていてファンである。当日券を会う時に目当てを聞かれた時もmekakusheさんと答えた。

最近リリースされた数曲のダンサブルな感じで始まり、「ばらの花」「スイミー」で沈み込むような世界に入ったあと、定番の「ボーイ・フッド」で締める感じのセトリ。良いです。

サインを書いてくれる物販アイテムの疑似パス

頓知気さきな

柴田聡子さんが楽曲を提供しているという情報を少し前に得ていたので歌ってくれるといいなと思って選んだ。その曲は1曲目に歌ってくれたので早速回収できたのだが、他の曲もかなりよかった。というか姉妹でやっているグループのfemme fataleはアイドルフェスで一度見たことがあり、大変完成度が高いという感想を抱いたことがあった。後半の曲はグループの曲かもしれない。こまめにセトリをメモしている人がいたので後で検索すれば出てくると思う。

この人は「ステージ上でどうあっても可愛いので許される」という意味でのアイドル性が強かった。その感じ、またはその甘やかされを肯定的に評価できる感じというのは実際見てみないと伝わりにくいと思うが、ともかくそこが圧倒的であった。

あと緊張しているみたいなことを言っていた割にステージングが意外なほど大胆だった。柵に足を乗せる、前列の客に手を差し出す、フロアに降りてくる、というのはまあないこともないが、フロアに降りた後にオーディエンスの1人の手を引いてそのままステージにあげて最後にハートマークでポーズを取らせるというような無茶なことをしていた。ジャニーズがやったら大炎上するやつだ。

柴田のセルと頓知気さきなさん

特典会で柴田聡子さんの話を振ったところ、人として柴田聡子さんを追っていてそのようになりたいというようなことを話していた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?